バトルテック・英語版リスト2


Classic BattleTech Technical Readout: 3067

2002年、4月1日発売。 ISBN: 3-89064-970-X
新体制の下で再展開が始まった、“クラシックバトルテック”の記念すべき最初の製品。
3062年〜3067年の連邦=共和国の内戦期間に出現した、新たな世代の兵器を解説したカタログです。
中心領域の新型メックと戦闘機、オムニ戦闘機、新車輌、戦艦、クランの新型メック、車輌、二線級戦闘機、新型降下船、新型航宙艦、戦艦が掲載されています(中には昔から存在していたものもありますが) 航空機、戦艦のデータは、エアロテック2の形式に直されています――エアロテック2との連携を強化する意図のようです。
また、兵器群の内1/4程は、過去にフィールドマニュアル・シリーズに掲載されたものを再録したものです。一瞬、手抜きか? とも思いましたが、テキスト部分は3067年時のものにアップデートされていますので、フィールドマニュアルのテキストを読んだ人でも面白く読めると思います。
そして、注目すべきはメックのビジュアル部分です。絵のレベルが格段に進歩していて、純粋に格好がいいと思えるものが増えています(イラストを描いたのは、Mathew Plog氏です)

総合的に見て、再出発を始めたバトルテックの第一弾を飾るのに相応しい、素晴らしい作品と言えます。
バトルテック・ファンならば、是非とも購入をお薦めします。

 

Classic BattleTech Record Sheets: 3067

2002年、6月17日発売。 ISBN: 3-89064-971-8
“テクニカル・リードアウト:3067”掲載メック/車輌のレコードシートが収録されています。
それから、旧来のメックのアップグレード版も掲載されています。中でもUnseenメックの復活はファンとして嬉しい所です。
ウルバリーンやフェニックスホーク、etc...の新型は見物です――ネタとして楽しめます。ただ、3067年でプレイする人以外は特に買う必要はないでしょう。

 

FedCom Civil War

2002年、8月10日(8月26日)発売。 ISBN: 3-89064-974-2
3062〜3067年に行われた連邦=共和国の内戦を扱った資料集。

内戦の主要な戦闘の解説、各勢力の内戦参加部隊表、内戦の推移を表したMAP、キャンペーン・ルールが記載されています。5年もの長期間続けられた内戦の過程を解説しているだけあり、216ページというかなりのボリュームになっています。
注目は、内戦参加部隊の表でしょうか。一目で、各部隊がどのような行動を経て、どのような結末を迎えたかが解かります。――本当に、多くの部隊が壊滅しているのが解かります。なんと、ライラ同盟、恒星連邦、合わせて約70個連隊程が壊滅しています。まさに、戦慄の内容でした。これでは、内戦で火事場泥棒をしたカペラ大連邦国への報復、カトリーナ・シュタイナー=ダヴィオンの引渡しを求めてきたウルフ氏族との戦争も実行不可能な訳ですね。

そして、内戦の最中に行われたジェイドファルコン氏族のライラ同盟への侵攻作戦についても、この資料中で解説されています。
そこでは、小説“Operation: Audacity”を補完する事も書かれており、非常に興味深いです。ジェイドファルコン氏族の侵攻が止まったのには、ウルフ氏族の攻撃以外にも、ヘルズ・ホース氏族、スターアダー氏族、スノーレイヴン氏族、ダイヤモンドシャーク氏族の怪しい動きが原因としてあったようです。――特に、ダイヤモンドシャーク氏族は、かなりいいタイミングで火事場泥棒に成功したと言えるでしょう。驚きました。

この資料集で他に注目すべき箇所は、星系データでしょうか。3025年代のプレイでも活用できる、星系についての貴重な解説が記載されています。必読です。

また、記載されているキャンペーンルールは簡単なものですが、マスターをやる方には参考になるかもしれません。ここで、BattleForce2のルールも扱われているのが、ちょっと嬉しかったです(サポートの継続はいいことです)

総合的に見て、“クラシック・バトルテック”になってから出た初のソースブックに相応しい素晴らしい内容です。
安心して購入をお薦めできる、逸品と言えるでしょう。

 

Field Manual: Periphery

2002年、9月28日発売。 ISBN: 3-89064-982-3
“辺境”を解説したフィールドマニュアルのFanPro、Wizkidsレーベル版です。
基本的にはFASA版と同一の内容です。FASA版を持っているのならば買う必要は全くないでしょう。

 

AeroTech 2 Record Sheets

2002年、10月17日発売。 ISBN: 3-89064-973-4
“テクニカル・リードアウト3067”、その他の資料より、全ての戦闘機、降下船、航宙艦、戦艦を収録し、エアロテック2形式のレコードシートにしたものです。
なんと、総ページ数は328! バトルテック史上、最も厚い本です。また、戦闘機の製造年等の追加データも、若干ですが知る事ができます。
――エアロテック2のヘビーユーザーには良い本です。しかし、それ以外の方は、特に買う必要はない本とも言えます。

 

Classic BattleTech Master Rules Revised Edition

2002年、10月21日発売。 ISBN: 3-89064-984-X
“バトルテック・マスタールール・リヴァイズド・エディション”のFanPro、Wizkidsレーベル・バージョンです。
バトルテックの基本となるルールを網羅したルールブックです。最新ルールである“Total Warfare”の発売により、トーナメントのスタンダードからは外れてしまいましたが、今でもプレイに耐えられる完成度の高いルールです。
基本的にFASA版と同じもので、ルール部分に変化はありません。誤植の修正・補追がされています。FASA版を持っていない人でしたら、買って損は無いと思います。

 

Classic BattleTech Map Set 7

2002年、10月23日発売。 ISBN: 3-89064-972-6
ファンからのフィードバックを基に、9枚のMAPが同梱される事になったバトルテック・ボードゲーム用のマップセットです。
内訳は、降下船発着場マップ2枚、群島マップ2枚、軍事基地2枚、海岸2枚、港1枚です。このマップセット7の最大の特徴は、全マップを連結した時の一体感を重視している事です。――全マップを3×3で並べると、海辺の一大軍事基地が出現するようになっています。この時の雄大さは非常に素晴らしいものです。これで中隊規模戦闘をしたら面白いと思います。

文句なしに安心して買えて、プレイに役立つ事、間違いなしの逸品です。

 

Classic BattleTech Techincal Readout: 3025

2003年、1月13日発売。 ISBN: 3-89064-985-8
“テクニカル・リードアウト:3025(R)”のFanPro、Wizkidsレーベル版です。
幾つかの修正がされていますが、基本的にはFASA版と同一の内容です。FASA版を持っているのならば買う必要は全くないでしょう。

 

Classic BattleTech: A Game of Armored Combat

バトルテック・4thエディションの改良版です。2003年、1月27日発売。 ISBN: 3-89064-980-7
ルール自体は変化していないものの、バトルテック・マスタールールにより準拠したものになっています。
しかも、箱の絵、ルールブックの絵は全て新規に描き起こされ、一新されています。
何よりも注目は、3067年の中心領域の地図が内容物に含まれている事です。3067年の地図は、この製品を買う事でのみ入手可能となるそうです――これはかなり、お買い得かもしれません。
バトルテックをプレイするのに必要なマップや駒、基本ルールを揃えたい方は、一先ずこれを購入するのがお薦めです。

 

Classic BattleTech: Miniatures Rules

2003年、2月10日発売。 ISBN: 3-89064-981-5
ミニチュアを用いてバトルテックをプレイするルールを扱った本です。新バトルテック――メックウォリアー:ダークエイジのフィギュアをクラシック・バトルテックで使うルールも掲載されています。
このルール自体はバトルテック・マスタールールに掲載されたミニチュア・ルールの拡張版ですので、あまり目新しさはありません。しかし、その分安心してスムーズにプレイが可能な良いシステムとも言えるでしょう(この他には、ミニチュアを用いた大規模戦闘ルールも掲載されています)

また、メックウォリアー:ダークエイジの時代を象徴するであろう新ユニット――“インダストリアル・メック”についての新ルールは本書の目玉の1つです。このルールで、正式にダークエイジ時代を遊ぶ上で欠かせないインダストリアル・メックの設計/運用が可能になります。
(新たなインダストリアル・メック用の追加装備ルールも掲載されています)
(ルール自体はマキシマムテックに記載されているローテク・メックルールの拡張版です――両者を眺めて変化を見てみるのも面白いと思います)

他には、ペイントされた各陣営のフィギュアの写真や、それらの作成法が解説されています。力作揃いの写真は見ていて楽しめるでしょう。

そしてまた、本書で注目すべきは、ダークエイジ関連の記述です。
“聖戦”時代の“ソラリスVII”でのワード・オブ・ブレイクとの戦闘を描いた短編小説“Scars”、ダークエイジの短編小説“Shades”は非常にクールな作品と言えます。
初公開の3130年の中心領域マップ、“シーフォックス氏族”、“ラサルハグ・ドミニオン”、“レイヴン同盟”のシンボルマーク等は、新たな時代への興味をそそります。
往年のバトルテック・ファンには嬉しいマテリアルですね。ただ、各情報が出し惜しみしているのか、少ないのは非常に残念ですが……。

しかし、比較的安い値段($19)ですし、見て楽しめる所も多いので、購入する価値は有る、お得な良作と言えるでしょう。

 

Classic BattleTech Technical Readout: 3060

2003年、3月28日発売。 ISBN: 3-89064-987-4
“テクニカル・リードアウト:3060”のFanPro版です。基本的にはFASA版と同一の内容です。

 

Classic BattleTech Record Sheets: MechWarrior Dark Age I

「メックウォリアー:ダークエイジの世界へようこそ!」 2003年、4月4日発売。 ISBN: 3-89064-983-1
メックウォリアー:ダークエイジに出てくるメック、車輌、歩兵を、バトルテック・ルールに対応した形式で、レコードシートに纏めたものです。

32世紀――メックウォリアー:ダークエイジの世界を、この本を使う事によりバトルテックで再現できます。
3130年代のメック、車輌、歩兵のバトルテック・データは、非常に興味深いものがあります。
ダークエイジの歩兵部隊――“Peasant Company”、“ホバーバイク隊”、“ホーバーク・バトルアーマー”、“クラン・バトルアーマー(改)”のバトルテック・データも、もちろん掲載されています。
初のお目見えとなったインダストリアル・メック群と、新型メックである“アーバレスト”、“リージョネア”、“マッドキャットIII”、“ツンドラウルフ”、“リョウケンII”、“ジュピター”等のデータには、想像力が掻き立てられます(“コシ”や“ブラックホーク”がオムニメックでなくなっている事も興味深いです)
その中でも特に、恐らく初のレベル3ルールで製作されたメック(ゼウス-X、クーガーX)の掲載は、注目に値する事でしょう。また、レコードシートだけでなく、ダークエイジ時代の新バトルアーマーである“ホーバーク・バトルアーマー”、“クラン・バトルアーマー(改)”のテクニカル・リードアウトが載っており、本書の価値を高めています。

ただ、ダークエイジの全てのユニットのシートが掲載されていない事(ダークエイジのユニーク・ユニットのステータスの殆んどが未収録)と、些かボリュームが足りないのは欠点と言えます。

ダークエイジのバトルテックに興味がある方は、購入して損はないです。しかし、それ以外の方は、購入する必要は薄いでしょう。

 

Classic BattleTech Companion

“MechWarrior Companion”から“Classic BattleTech Companion”に名称が変更されての出版です。2003年、4月4日発売。 ISBN: 3-89064-975-0
バトルテックRPG(メックウォリアー3rd)の追加ルール、キャラクター作成時の特徴/背景の解説が掲載されたソースブック。
フィールドマニュアル掲載のライフ・パス表、作成表、新たにマスター用のセクションを設けて、プレイに役立つ資料になっています。

また、この本には、バトルテック世界のクリーチャーを作成するルール、バトルアーマーを作成するルールも載っています。

クリーチャー作成ルールには、バトルテック世界の代表的なクリーチャーの解説文/データも付属しており、非常に参考になり面白いです。
クランのトーテム生物の解説は初公開では? そして、航宙艦乗組員の友である“スペース・キャット”の存在には要注目でしょう(心が和みます)

バトルアーマー作成ルールは非常に細かく決められており、メックの作成ルール並にのめり込める要素があります。オリジナルの重武装・軽装甲のバトルアーマー、空中機動型バトルアーマー、宇宙戦用バトルアーマー等の設計が可能なのは、非常に素晴らしい事です。
このルールで、また1つバトルテックの楽しみが広がったと言えるでしょう。

バトルテックの新たなるルールが掲載された本書は、購入する価値が非常にある製品です。


(注:本書の名称が事前のものから変更されたのは、FanProとWizkidsのライセンス契約に理由があります。なんでも、FanProはMechWarriorの名称/ロゴをカバーに使う事は契約条項で認められていないとか。故に、こういう事になったそうです)
(また、これにともない、メックウォリアーRPG(3rd)もタイトルが変わる事になりました。ルールブック本体も新タイトル――“クラシック・バトルテックRPG”、に変えて発売し直される事になりました)

 

Classic BattleTech Map Set Compilation 1

2003年、6月9日発売。 ISBN: 3-89064-990-4
旧・マップセット2、3、4を1つのパックに纏めFanproレーベルに変えたものです。今だと、昔のマップセットは入手が困難なので嬉しい所です。
しかも、ただの再発売ではなく、旧作で問題となっていた曖昧な地形アートを修正して、より明瞭なマップにしています。
恐らく、プレイする上で非常に役に立つ製品となるでしょう。24枚ものバトルテック用マップが入っています。

 

Field Manual: Updates

2003年、7月21日発売。 ISBN: 3-89064-976-9
今までに発売された全てのフィールドマニュアル(計10冊)と、現代(3067年)との歴史ギャップを埋める資料。

3063年〜3067年のカペラ大連邦国、ドラコ連合、恒星連邦、自由ラサルハグ共和国、自由世界同盟、ライラ同盟、氏族、コムスター、星間連盟、ワード・オブ・ブレイク、辺境、傭兵の変遷が書かれています。
また、3067年のランダム・メック表や、各勢力の軍部隊についても部隊毎の動向が掲載されています。特に、部隊装備の技術レベルのパーセンテージによる表記は今までにない試みで、非常に興味深いものでしょう。

ただ、全ての情報を一冊に纏めた為に個々の情報が少なくなっているのと、部隊装備の技術レベル表の説明が見つけ難い所にあるのは、大きなマイナス点と言えます。
(傭兵については、“Field Manual: Mercenaries, Revised”で大きく扱われるのでいいのですが、中心領域、辺境、氏族、コムスター&星間連盟については、できれば一冊ずつの本にして出して欲しかった所です)

しかし、問題点はあるにしても、その出来は素晴らしく、ソースブックとしての価値は非常に高いものです。
バトルテック・ファンなら購入するべき逸品でしょう。

 

Classic BattleTech Technical Readout: Project Phoenix

2003年、7月21日発売。 ISBN: 3-89064-991-2
フェニックスホークが、サンダーボルトが、マローダーが……Unseenメック達が新たなるデザインで甦った!
デザイン問題から封印されていたメック達を、新たなるアートとテキストで解説したテクニカル・リードアウトです。

解説されているメックは、旧テクニカル・リードアウト:3025から、ローカスト、スティンガー、ワスプ、ヴァルキリー、オストカウト、フェニックスホーク、グリフィン、スコーピオン、シャドウホーク、ウルバリーン、オストロック、オストソル、ライフルマン、クルセイダー、サンダーボルト、アーチャー、ウォーハンマー、マローダー、ゴリアテ、バトルマスター、テクニカル・リードアウト:3058からロングボウ、旧テクニカル・リードアウト:3050から、マローダーII、旧テクニカル・リードアウト:3055から、ローカストIIC、グリフィンIIC、シャドウホークIIC、ライフルマンIIC、フェニックスホークIIC、ウォーハンマーIIC、マローダーIICと、懐かしい顔触れです。

また、レコードシート:3067に掲載された、それぞれのヴァリアント毎に違うアートが用意してあります。なんと、その総数は70を越えています!
(これは、テクニカル・リードアウトシリーズで初の試みです――今までのものは、基本型のみでヴァリアントのアートが掲載される事はありませんでした)
3060年〜3067年の間に、如何にして彼等は新たな設計で復活を遂げたのか? その答えが、ここに明かされます。

バトルテックの往年のファンには、非常に興味深い必読の資料と言えるでしょう。

(ただ、総ページ数が103ページと、他のテクニカル・リードアウトと比較してボリュームが不足しているのと、スパイダーやセンチュリオン、ブラックナイト等の他のプロジェクト・フェニックス・メックのテクニカル・リードアウトが掲載されなかったのは、残念な問題点だと思います)

 

Combat Operations

中心領域で行われる戦争の形態を解説したルール/資料集。2003年、8月11日発売。 ISBN: 3-89064-979-3
31世紀の戦争についての包括的な情報が掲載されています。大規模作戦の立案、戦略、戦術、調達、兵站についても扱われています。

最初の章は、“1718 AeroTech 2”や“1681 Explorer Corps”に掲載されたバトルテック世界で行われる戦闘の流れの解説をより詳細にしたものが掲載されています。その他のバトルテック世界の各兵科の詳説、各勢力毎の特徴の解説も非常に面白く、ゲームをプレイする上でも非常に貴重なソースとなります。

第2章では、作戦級でのバトルテックの部隊ルールが扱われています。フィールドマニュアル・シリーズで明かされた情報と密接に結びついた新たな部隊作成/運用ルールや部隊の補給/維持ルール、各勢力毎の兵器購入難易度表(例えば、自由世界同盟はLB-Xオートキャノンの入手が容易、カペラ大連邦国はロケットランチャーの入手が容易である等々がこの表で解かります)、給与ルール、部隊の機材整備と人員の治療ルール、フィルドマニュアル:アップデートの部隊装備パーセンテージ表の解説、等々が掲載されています。これらは、キャンペーン・ゲームをやる時に大いに参考になるでしょう。

第3章は、バトルテック・ボードゲームで用いる歩兵部隊の作成ルール(レベル3ルール)が掲載されています。このルールを用いる事により、様々な歩兵部隊の作成が可能となります。歩兵の持つ武器や装備、歩兵の経験レベルを選択する事で、民兵部隊からDESTまで再現できます。PPC歩兵、VTOL歩兵、山岳兵、降下猟兵、海兵隊等の妙な歩兵部隊を作成するのも楽しく、かなり面白いルールです。

第4章は、エアロテック2の拡張ルールが掲載されています。――宇宙空間での目標探知についての解説、敵艦船へバトルアーマーや海兵隊を送り込む戦闘ルール、バトルメックやプロトメックを宇宙空間での戦闘で使うエアロテック2ルール(宇宙空間でのメックの弱さには泣けてきます)、降下船の追加戦闘ルールと着陸ルール等です。どれもエアロテック2に更なる彩りを与える興味深いものです。

第5章と第6章では、戦略級バトルテック・ゲームのルールが扱われています。各勢力の経済力や工業能力からリソース・ポイントを算出し、そのリソース・ポイントを使用して様々な行動(部隊の創設や経済発展への投資、技術開発等)をして覇を競うといったものです。プレイするには重そうなルールですが、数値化された各勢力の情報は非常に興味深く、他のバトルテック・ゲームでの参考になります。特に、年代毎の各勢力の支配星系数、工場の生産能力数は要注目と言えるでしょう(例えば、2750年の“地球”のメック製造数は月産1000機以上、3025年代の“ヘスペラスII”のメック製造数は重量級メックが月産90機以上というのが推測できます)

第7章には、勢力毎の使用可能なメック・車輌・艦船の一覧が年代別に掲載されています。これで、2750〜3067年に掛けての全ての勢力の使用ユニットが明らかになりました。この表は、特定の勢力に属している部隊を使う場合の編制決定に役立ちます。

使えるルールや情報が満載のこの本は、必携の書の1つと言えます。お薦めの本です。

 

Classic BattleTech Technical Readout: 3026 Revised Edition

2004年、1月12日発売。 ISBN: 1-932564-08-X
“テクニカル・リードアウト:3026”のFanPro版です。
単なる過去の同名製品の再版ではなく、新たに計19の車輌、気圏戦闘機、降下船、航宙艦のリードアウトが追加されています。
(この追加テクニカル・リードアウトのセクションは、新規に書かれたものです。また、航空機関連のデータはエアロテック2のものに改められています)
ただし、その代わりに他のソースブックと重複する箇所と個々の車輌の有名な戦士についての項目、今となっては古い箇所――MW1stの個人装備等――は、取り除かれています。
しかし、そうであっても、追加部分には非常に価値があります。旧版を所有している人も、購入して全く損の無い製品です。

 

Field Manual: Mercenaries, Revised

FASAの旧“1701 Field Manual: Mercenaries”の続編と言えるソースブックです。2004年、2月16日発売。 ISBN: 1-932564-12-8
“1701 Field Manual: Mercenaries”の記述を全てアップデートし、3067年までの(60部隊以上の数の)傭兵部隊の変遷の解説と、メックウォリアー3rdに対応した傭兵用のルールが掲載されています。

 

Classic BattleTech Technical Readout: 3057 Revised Edition

2004年、5月10日発売。 ISBN: 3-89064-993-9
“テクニカル・リードアウト:3057”のFanPro版です。これも単なる過去の同名製品の再版ではありません。
データ部分は全てエアロテック2に対応したものに置き換えられ、そして、新たに24隻の“戦艦”のリードアウトが追加されています。
この追加部分の、今まで名称のみしか解らなかった星間連盟期の“戦艦”の解説は非常に興味深く読めます。特に、バロン級駆逐艦、ダヴィオン級駆逐艦、ワゴンホイール級フリゲート艦、アトレウス級戦艦、ファラガット級戦艦の項目は印象的です。自由世界同盟のアトレウス級戦艦は、さすが、自由世界同盟が誇りとしていただけの事はある優秀艦です。
また、ワード・オブ・ブレイクが3060年前後に発見していたと思われる、星間連盟の大型複合施設“ガブリエル遺跡”の存在についての記述も要注目でしょう。この“ガブリエル遺跡”は大型コロニーと複数のドックからなる巨大な複合施設で、内部には星間連盟期の艦船が入っていると推定されています……ワード・オブ・ブレイクの強大な艦隊建設の謎の一端に迫れる文です。
旧版を所有している人も、購入して損は無い製品でしょう。

 

AeroTech 2 Revised Edition

2004年、6月7日発売。 ISBN: 1-932564-18-7
よりプレイ・アビリティの高いものにすべくルールを見直した“エアロテック2”の改訂版です。
プレイヤーから寄せられた4年分のフィードバックを基に、航空戦闘ルールを更に拡張しています。旧・FASA版では欠けていた様々な内容が補完されており、旧・FASA版で問題のあった一部のルールも改良されていますので、エアロテック2をヘビーにプレイする方にはお薦めです。

 

Classic BattleTech Master Rules 20 Years Anniversary Edition

2004年、6月24日発売。 ISBN: 1-932564-45-4
バトルテック20周年を記念して発売される、“クラシック・バトルテック・マスタールール・リヴァイズド・エディション”のハードカバー新バージョンです。
表紙を20周年記念の特別バージョンに差し替えただけではなく、ユーザーの声とFAQをフィードバックして随所に改訂が行われています。
――ただ、改訂部分は余程注意深く探さないと解らないレベルのものですので、ソフトカバー版を持っているのならば購入する必要は薄いものとなるでしょう。

 

A Guide to Covert Ops

2004年、8月16日発売。 ISBN: 1-932564-15-2

「無敵の宇宙艦隊が星系に侵入する――彼等が搭載したバトルメックの侵攻を止められる軍事力は、目標となった惑星には存在しない……。だが、ジャンプポイントには、一握りの男達が与圧服を纏い隠れており、ポリマーのバッグを船に仕掛ける機会を窺っていたのである。そして、K−Fドライブに仕掛けられた爆発物は外敵の侵攻を未然に頓挫させ、歴史が変わるのを防いだのであった。男達の名前・死を知る者はどこにもいない――彼等は、名を捨て、人生を捨て、生命を捨て、ただ国家の為だけに働くのである」

諜報・潜入等の特殊工作を扱った、バトルテックRPG用のルール・資料集。
新たなる全陣営用の諜報員ライフ・パス表、全ての諜報組織の情報、この種のキャンペーンをプレイする時の解説が掲載されています。
長らく絶版になっていた、「Intelligence Operations Handbook」の新版でもあります。

 

Handbook: House Steiner

5王家の1つであるシュタイナー家を解説した資料集。2004年、8月19日(9月27日)発売。 ISBN: 1-932564-28-4
遥か昔に発売された“ハウスブック”の新バージョンと言った趣の“ハンドブック・シリーズ”の第1弾です。
フィールドマニュアル・シリーズでは扱われなかった経済や文化等のRPGをやる時には非常に参考になるであろう部分が掲載されています。
また、新ライフ・パス表、新個人装備、新クリーチャー等も追加されています。バトルテックRPGには欠かせない本の1つでしょう。

 

Classic BattleTech Master Rules Limited Edition: Rules of Warfare

バトルテック20周年を記念して発売された、レザーカバーの限定版バトルテック・マスタールールです。2004年、8月19日発売。 ISBN: 1-932564-27-6
2004年のGenConで販売された限定本です。コレクターズ・アイテムとしての価値は非常に高いものでしょう。

 

Classic BattleTech Master Rules BattleCorps Edition

バトルテック小説を専門に扱うサイトである“BattleCorps”のオープンを記念して製作された、バトルテック・マスタールールのレザーカバーの限定ルールブックです。2004年、8月発送。
サイトに初期に登録した人やGen Conで“BattleCorps”に加入した人にランダムでプレゼントされる非売品です。基本的には“Classic BattleTech Master Rules Limited Edition”と同じです。違いは“BattleCorps”のロゴがプリントされている事ぐらいだそうです。

 

Mercenaries Supplemental I

バトルテック世界の傭兵部隊を解説した“Field Manual: Mercenaries, Revised”の追加サプリメント。2004年、12月6日発売。 ISBN: 1-932564-25-X
“フィールドマニュアル:マーセナリーズ・リヴァイズド”では収録しきれなかった傭兵部隊の情報が掲載されています。
今まで、詳細が不明であった幾つかの傭兵部隊の歴史・編制等が明らかになります。これには、主に古き傭兵達の星“ガラテア”を中心に置いた解説が掲載されています。また、ポイント制の新たな傭兵部隊作成ルールも掲載されています。
傭兵部隊のファンならば、持っておきたい製品でしょう。

 

Historical: War of 3039

“3039年戦争”を扱った資料集。2005年、1月31日発売。 ISBN: 1-932564-23-3
3039年に行なわれた連邦=共和国VSドラコ連合の死闘の詳細を解説したソースブックかつHistoricalシリーズの第1弾です。
“3039戦争”の展開を描いた戦略マップ、戦争両陣営の当時の主要人物の紹介、個々の戦闘の解説、戦争に参加した全ての部隊の一覧表、3039年時の各勢力のランダム・ユニット表、“Classic BattleTech Combat Operations”で紹介された戦略級バトルテック用の追加ルールとバトルフォース2用のキャンペーン・ルールが掲載されています。
また、新たに掲載された3039年ならではの試作兵器群(リスン=キル・ミサイル、フリーザー・ヒートシンク、プロトタイプ・パルスレーザー&ERレーザー、プロトタイプ・ガウスライフル、等々)のルールもなかなか興味深く面白いと思います。
この本で、(過去に“20 Year Update”で少し解説されたのみで)今までは詳細が不明であった“3039年戦争”の全てが解ると言っても過言ではないでしょう。“3039年戦争”を舞台にしたキャンペーンをやる場合には必読の書です。
そのページ数も170ページとかなり充実しています――連邦=共和国とドラコ連合のファンにとっては、非常に楽しめるソースブックでしょう!
(“Classic BattleTech Historicals: War of 3039”は、“FedCom Civil War Source Book”に似た形式で書かれています。ですから、それを読んで楽しめた方ならば、この本もかなり楽しめると思います)

 

Combat Equipment

追加の戦闘装備等を解説したルール/資料集。2005年、3月19日発売。 ISBN: 1-932564-26-8
この本にはバトルテックRPG用の追加武器/装備と共に、新型バトルアーマー/プロトタイプ・バトルアーマーが14体、新型プロトメックが8体、そのテクニカル・リードアウトとレコードシートと共に掲載されています。
また、それらのバトルアーマーのルールとバトルテックRPGの下でのプロトメックの運用ルールも掲載されており、非常に興味深く読めると思います。
しかし、この本の目玉は何と言っても、遂に完成したサポート・ヴィークル――各種車輌、列車、飛行船、船舶、航空機――の作成/運用ルールでしょう。
このルールにて、バイク、大型車輌、飛行船、列車、各種航空機から超大型水上艦までが作成/運用可能となっています。蒸気機関車からリニア・トレイン、プロペラ機からVSTOL機、バイクから燃料電池車……今までは再現が難しかったものが作成可能になり、想像の幅が広がりました。このルールの為だけにでも、この本を購入する価値は十分にあると思います。
(ただ、作成したサポート・ヴィークルを記入する為の白紙レコードシートが水上艦用のものだけしか掲載されていないのは、ちょっと問題だと思います。他にもせめて、飛行船や列車用のレコードシートぐらいは掲載しておくべきではないでしょうか?)

“Combat Equipment”は、バトルテック世界に新たな可能性を広げる注目すべきソースブックでしょう。ファンならば必読の本です。

 

MapPack: Solaris VII

惑星“ソラリスVII”関連製品の過去の闘技場MAPを纏めて再版をしたものです。2005年、3月23日発売。 ISBN: 1-932564-29-2
FASAの旧“1659 Solaris: The Reaches”、“1660 Solaris VII”から全てのMAP、合計10枚を、問題のある地形アートを修正した上で収録しています。特に、旧“1660 Solaris VII”から再録されたMAPは通常の2MAP分に等しい大きさで使い出のあるものとなっています。
また、小冊子も付属しており、そこにて、惑星“ソラリスVII”の広範な情報や各訓練所の情報とルール、訓練所作成ルール、各闘技場ごとの固有のルール、観客ルール、闘技場で使われている計18種類ものレベル3新武器/新装備のルールと解説が掲載されています。
この中でも特に、訓練所作成ルールとソラリスならではの追加武器/装備のルールは非常に興味深いものだと思います。通常のメック戦士とは一風変わった闘技場戦士の戦闘スタイルが垣間見られます。
この“MapPack: Solaris VII”、闘技場ファンには素晴らしいマテリアルだと思います。お薦めの逸品です。

 

Classic BattleTech Technical Readout: 3067, Revised

2005年、4月4日発売。 ISBN: 1-932564-09-8
好評により在庫が無くなっていた旧製品番号#10970“Technical Readout: 3067”のリプリント版です。FanProの製品番号割り振りの整理によって、これには新たに#35009の製品番号が与えられています。この#35009版では、旧版に存在した誤植の幾つかが修正されています。
しかし、旧版を持っているのならば、特に買う必要はないでしょう。

 

Classic BattleTech Map Set Compilation 2

2005年、4月29日発売。 ISBN: 1-932564-17-9
FASAの旧・マップセット5、6、バトルフォース2、バトルスペース付属のマップを1つのパックに纏め、Fanproレーベルに変えて発売した製品です。
これにより、絶版となっていたマップが入手できるのは非常に良い事だと思います。恐らく、プレイする上で非常に役に立つ製品でしょう。

 

Interstellar Players

2005年、5月13日発売(書籍版は7月5日発売) ISBN: 1-932564-30-6
バトルテック世界の恒星間に渡って強力な影響力を行使できる人々・組織・存在を解説した資料集。
今までに登場した馴染み深い存在から、初めて明かされるバトルテック世界の陰に潜む存在までを広く解説しています。ワード・オブ・ブレイクの真の支配者に繋がる闇の組織“6月6日”、氏族の暗黒勢力かつ遺伝子改造の悪夢である“ジェネカースト”、恒星連邦の闇に潜む“ダヴィオン・メック戦士結社”、ライラ共和国の隠然たる勢力“キンキンナトゥス協会”、銀河を探索する探検家集団“エクスペディション隊”、伝説の賞金稼ぎ“バウンティ・ハンター”等々、非常に刺激的な勢力が本書では扱われています。
そして、これらの勢力それぞれ個別にゲーム・ルールとゲームマスター用の指針が書かれており、参考になります。闇の勢力と関るゲームをやる際には、非常に役立つものとなるでしょう。また、本書の巻末にはバトルテックRPG用の追加ルール/装備も掲載されています――洗脳やインプラント手術、遺伝子改造等の危険なものが揃っています。中でも、“バウンティ・ハンター”のマローダーの性能は印象的です。

このソースブックはテキスト部分が非常に面白く、バトルテック・フィクションのファンとゲームマスターならば非常に読む価値があるものと言えるでしょう。お薦めです。

 

Maximum Tech, Revised

絶版となっていたマキシマムテックのFanProによるリプリント版です。2005年、5月13日発売(書籍版は8月18日発売) ISBN: 1-932564-16-0
基本的にはFASA版と同一の内容です。FASA版を持っていないのならば、購入して損は無い製品です。

 

Dawn of the Jihad

2005年、6月6日発売(書籍版は6月29日発売) ISBN: 1-932564-57-8
中心領域に途方も無い損害と多大な変化をもたらしたワード・オブ・ブレイクとの“聖戦”を扱った最初のソースブック。
15年の長きに渡って行われた“聖戦”の序盤が扱われています。ダークエイジまでの歴史的なギャップを埋める野心的な第一歩と言える製品でしょう。

 

Mercenaries Supplemental II

2005年、6月8日発売(書籍版は8月18日発売) ISBN: 1-932564-59-4
バトルテック世界の傭兵部隊を解説した“Mercenaries Supplemental”の続編と言えるサプリメント。
前作では収録しきれなかった(マイナーな)傭兵部隊の情報と非バトルメック傭兵部隊や時代ごとに変化する傭兵部隊についてのルールが掲載されています。また、この本では、傭兵の雇用所のある“ポート・クリン”に焦点を合わせた解説が掲載されています。
本書に掲載されている追加ルールにより、“フィールドマニュアル・マーセナリーズ”の基本ルールを星間連盟時代から継承権戦争時代までの様々な時代に対応させてプレイに使用する事ができます。そして、本書の無法者傭兵部隊のルールも興味深いものだと言えます。

 

Classic BattleTech Technical Readout: 3055 Upgrade

テクニカル・リードアウト:3055の新版です。2005年、6月30日発売(書籍版は8月18日発売) ISBN: 1-932564-33-0
新たにデザイン問題が生じたテクニカル・リードアウト:3055・リヴァイズド・エディションのメックを再デザインし、テキスト部分も3067年時の視点に対応したものに更新されています。
また、遥か昔に絶版となっていたソラリスVII・ボックスセットのメックも、レベル3の最新ルールと新たなアートによる再デザインが行われた上で再収録されています。更に、オリジナルに掲載されていた氏族のオムニ戦闘機の部分は、当初は取り除かれる予定でしたが、文章とアートをアップデートした上で収録される事になりました。
3067年時の視点から再評価されたテクニカル・リードアウト:3055という形式であるこの本のテキストは面白く、旧版を持っている方でも買う価値のある製品と言えるでしょう。

 

Handbook: House Marik

2005年、10月28日発売(書籍版は2006年1月10日発売) ISBN: 1-932564-53-5
遥か昔に発売された“ハウスブック”の新バージョンと言った趣の“ハンドブック・シリーズ”第2弾です。
マーリック家と自由世界同盟を扱った究極の資料集です。

 

Jihad Hot Spots: 3070

“Dawn of the Jihad”の続編的ソースブックです。2005年、12月10日発売(書籍版は2006年2月13日発売) ISBN: 1-932564-60-8
“聖戦”の3070年頃までを解説したソースブックであり、十数年の長きに渡って続く“聖戦”をハードに解説するソースブック・シリーズの第2弾です。“Dawn of the Jihad”と同じ形式で書かれていますが、3068年以前の出来事についてはより“ハード(正確で信頼できる)”な事実が掲載されています。
また、“聖戦”でワード・オブ・ブレイクが使用した新戦術、各勢力が使用した核兵器のルール、新メック等のミニ・テクニカル・リードアウトも掲載されています。

 

Classic BattleTech: A Game of Armored Combat

2006年、1月発売。 ISBN: 1-932564-85-3
バトルテックの基本となるメック戦闘ルールの本、マップ、駒が収められたボックス・セットの製品番号を変更したリプリント版です。内容は以前のものと全く同一です。

 

Classic BattleTech Technical Readout: 3058 Upgrade

テクニカル・リードアウト:3058の新版です。2006年、4月21日発売(書籍版は2006年6月15日発売) ISBN: 1-932564-34-9
これは旧FASA版のものに、新たにバトルアーマーのリードアウトを追加し、他の従来のテキスト部分も3070年時に適合するようにアップデートしたものです。このテクニカル・リードアウトは3070年時の視点からテクニカル・リードアウト:3058掲載のメックとヴィークルをレヴューするという形式で書かれており、バトルメックの歴史をまた1つ明らかにする、“聖戦”とも密接に関係している要注目の作品と言えるでしょう。

 

Mercenaries Supplemental Update

2006年、6月20日発売(書籍版は2006年、8月18日発売) ISBN: 1-932564-74-8
“Field Manual: Mercenaries”シリーズをアップデートしたソースブックです。“聖戦”で各傭兵部隊がどの様な対応をしたかの情報と傭兵の追加ルールが扱われています。また、“聖戦”で登場したメック、ヴィークル、降下船の新たなテクニカル・リードアウトも掲載されています。
本書に掲載されている“聖戦”時代での傭兵部隊運用ルール、傭兵部隊の人材プールとなる一族郎党についてのルール、基地建設ルール、等々は参考になると思います。

 

Historical: Brush Wars

2006年、7月18日発売(書籍版は2006年、8月10日発売) ISBN: 1-932564-81-0
3000年〜3067年の間に勃発したもので、今まで詳細が語られていない、比較的小規模の戦役を扱ったソースブック。“アンドゥリエン戦争”、“アントン・マーリック内戦”、“ローニン戦争”の詳細が掲載されています。

 

Classic BattleTech Record Sheets: 3055 Upgrade

2006年、8月8日発売。 ISBN: 無し
“Technical Readout: 3055 Upgrade”にて新たに紹介された(ソラリスVII以外の)メック用のレコードシートを纏めたものです。この製品は、PDFのみにて販売がされています。

 

Classic BattleTech Total Warfare

2006年、8月9日発売(書籍版は2006年、8月10日発売) ISBN: 1-932564-77-2
バトルテック20年間の経験を凝縮し、大規模にアップデートを行った、新たなバトルテック・ボードゲーム用の統合ルールブックです。このルールブックは、これからのトーナメント・プレイに完全に適合するようにデザインされています。
このルールはバトルテック・マスタールールとエアロテック2(R)に取って代る“バトルテック3.0”と言うべきもので、バトルテックの新生となる記念すべき本でしょう。ただ、各ユニットの設計ルールは、本書には含まれていないので注意が必要です。それらは、“TechManual”に掲載されます。

 

Classic BattleTech Record Sheets: Phoenix Upgrades

2006年、9月8日発売。 ISBN: 無し
“Technical Readout: Project Phoenix”にて紹介されたメックを基に3067年以降に開発されたその派生型のバトルテック用レコードシートを纏めたものです。“Total Warfare”にて導入された新たな装備を搭載した派生型が50機以上掲載されています。
この製品は、PDFのみにて販売がされます。新世代のフェニックスホークやサンダーボルトのレコードシートは印象的です。
(注:この製品は2007年7月24日にアップデートされ、3025年代や3050年代の該当メックのレコードシートも収録されるようになりました)

 

Classic BattleTech Technical Readout: Vehicle Annex

2006年、9月27日発売(書籍版は2006年、12月4日発売) ISBN: 1-932564-56-X
軍用/民間用の航空機や大型水上艦、列車、インダストリアルメック、衛星等を扱ったテクニカル・リードアウトです。

 

Classic BattleTech Total Warfare BattleCorps Limited Edition

2006年、10月9日発売。 ISBN: 無し
“Total Warfare”の発売を記念して製作されたBattleCorpsメンバー用の限定版です。表紙にBattleCorpsのロゴが刻まれています。250部のみ製作されました。

 

Classic BattleTech Total Warfare Commando Limited Edition

2006年、10月9日発売。 ISBN: 無し
“Total Warfare”の発売を記念して製作されたFanPro Commandoメンバー用の限定版です。表紙にFanPro Commandoのロゴが刻まれています。500部のみ製作されました。

 

Classic BattleTech Total Warfare Limited Edition

2006年、10月9日発売。 ISBN: 1-932564-91-8
“Total Warfare”の発売を記念して製作された通常限定版です。1000部のみ製作されました。

 

Classic BattleTech RPG

メックウォリアー3rdエディションのFanProによるリプリント版(第4刷)です。2006年、11月11日発売(書籍版は2007年、3月12日発売) ISBN: 1-932564-35-7
絶版となっていたメックウォリアー3rdエディションをWizKidsとの契約に基づいて改題し、表紙と誤植の修正をした上で再版したものです。基本的に中身は3rdエディションと全く変わっていません。3rdエディションを持っている方は購入する必要はないものでしょう。

 

Classic BattleTech Record Sheets: 3058 Upgrade

2006年、11月20日発売。 ISBN: 無し
“Technical Readout: 3058 Upgrade”にて新たに紹介されたメック、バトルアーマー、戦闘車輌のバトルテック用レコードシートを纏めたものです。この製品は、PDFのみにて販売がされます。また、この製品には、それらのユニットのHeavy Metal用のデータ・ファイルも付属しているのでお得です。

 

Classic BattleTech Record Sheets: Sword and Dragon

2006年、11月20日配布開始。 ISBN: 無し
“Starterbook: Sword and Dragon”にて新たに紹介された8機のユニーク・メックのバトルテック用レコードシートを纏めたものです。

 

Handbook: House Davion

2007年、1月18日発売(書籍版は2007年、4月25日発売) ISBN: 1-932564-58-6
遥か昔に発売された“ハウスブック”の新バージョンと言った趣の“ハンドブック・シリーズ”の第3弾です。
ダヴィオン家と恒星連邦を扱った究極の資料集です。

 

Classic BattleTech TechManual

2007年、2月19日発売(FanProレーベルでの書籍版は発売中止) ISBN: 1-932564-79-9
バトルテック・ボードゲームの新統合ルールブックである“Toatal Warfare”と対になる本です。この本には、“Toatal Warfare”には掲載されなかったユニット設計ルールの全てと新たなユニット評価システムであるBV2.0が掲載されています。
また、上記のルール以外にもバトルメックの構造や各兵器/装備の概要を解説したものや開発史のテキスト等も掲載され、ソースブックとしての機能も持ちます。バトルテックのプレイには欠かせない本でしょう。

 


HeavyMetal Lite

バトルテックの“プロトメック”と旧ルールのバトルアーマーを設計/プリントアウトできるオフィシャルのソフトです。
意外と難しいプロトメックの設計に非常に役に立ちます。また、プロトメックのアートやテクニカル・リードアウト、全てのプロトメック・デザインが付属のデータにて網羅されているのは素晴らしいと思います。
問題は、日本語環境だと多少の不具合が出る事と、プロトメックをプレイに使う機会が少ない場合は宝の持ち腐れとなる事でしょうか。バトルテックのヘビー・ユーザーならば持っていて損は無いソフトです。

 

HeavyMetal Vee

バトルテックの“ヴィークル”(車輌、VTOL、艦船等)を設計/プリントアウトできるオフィシャルのソフトです。
設計が面倒なあらゆる種類の車輌が、このソフトで簡単に作る事が可能になります。マキシマムテック(レベル3ルール)に完全対応していますので、複数砲塔戦車、特殊車輌等の計算が複雑なヴィークルの設計も手軽に行えます。また、“HeavyMetal Pro”と同様にオリジナル装備を設定してヴィークルに搭載する事も行えます――この柔軟さは素晴らしいと思います。もちろん、このソフトに付属しているデータも非常に充実しています。
これも、日本語環境だと多少の不具合が出ます。しかし、持っていたら非常に役に立つソフトである事は間違いありません。お薦めのソフトです。

 

HeavyMetal Plus

“HeavyMetal Pro”、“HeavyMetal Lite”、“HeavyMetal Vee”の3つのソフトを1つに纏めたお得な製品です。
それらのソフトを個別に購入した場合は約$79になりますが、この製品だとそれらを約$66で購入できます。

 

HeavyMetal Aero

HeavyMetal Battle Armor

HeavyMetal Map

HeavyMetal Warrior

 


Wolves on the Border (Abridged Edition)

2002年、9月30日発売。 ISBN: 1-931953-28-7
同名のバトルテック小説を再編し、カセットブックという形式で以って新たに製作されたものです。読み手はChristopher Graybill氏。
情感に満ちた朗読が素晴らしく、聞く人をバトルテック・ワールドに速やかに誘うでしょう。
特に、バトルテック用語の本場の発音が聞けるのは価値があります――バトルテックのディープなファンにお薦めの逸品です。

 

Heir to the Dragon (Abridged Edition)

2002年、10月1日発売。 ISBN: 1-931953-29-5

 

Lethal Heritage: Blood of Kerensky, Book 1 (Abridged Edition)

2002年、11月1日発売。 ISBN: 1-931953-30-9
名作、“ブラッド・オブ・ケレンスキー”シリーズの第1巻を再編して、カセットブックで販売したものです。

 

Blood Legacy: Blood of Kerensky, Book 2 (Abridged Edition)

2002年、12月10日発売。 ISBN: 1-931953-31-7
名作、“ブラッド・オブ・ケレンスキー”シリーズの第2巻を再編して、カセットブックで販売したものです。

 

Lost Destiny: Blood of Kerensky, Book 3 (Abridged Edition)

2003年、1月4日発売。 ISBN: 1-931953-32-5
名作、“ブラッド・オブ・ケレンスキー”シリーズの第3巻を再編して、カセットブックで販売したものです。
シリーズ全てを合計するとカセット6本、9時間にまで達する超長編となります。
オリジナルの小説版と比較すると文が削られているのが多少気になりますが、物語を音で楽しむ事により味わえる臨場感はそれを補って余りあるでしょう。

 

Double Blind (Abridged Edition)

2003年、2月4日発売。 ISBN: 1-931953-33-3

 

Ghost War

著者:Michael Stackpole ISBN: 0-451-45905-9
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第1弾。2002年、11月25日発売。

 

A Call to Arms

著者:Loren Coleman ISBN: 0-451-45912-1
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第2弾。2003年、2月3日発売。

 

The Ruins of Power

著者:Robert E. Vardeman ISBN: 0-451-45928-8
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第3弾。2003年、3月25日発売。

 

A Silence in the Heavens

著者:Martin Delrio ISBN: 0-451-45932-6
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第4弾。2003年、6月2日発売。

 

Truth and Shadows

著者:Martin Delrio ISBN: 0-451-45938-5
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第5弾。2003年、7月25日発売。

 

Service for the Dead

著者:Martin Delrio ISBN: 0-451-45943-1
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第6弾。2003年、11月1日発売。

 

By Temptations and by War

著者:Loren Coleman ISBN: 0-451-45947-4
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第7弾。2003年、11月25日発売。

 

Fortress of Lies

著者:J. Steven York ISBN: 0-451-45963-6
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第8弾。2004年、1月30日発売。

 

Patriot's Stand

著者:Mike Moscoe ISBN: 0-451-45970-9
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第9弾。2004年、4月1日発売。

 

Flight of the Falcon

著者:Victor Milan ISBN: 0-451-45983-0
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第10弾。2004年、5月25日発売。

 

Blood of the Isle

著者:Loren Coleman ISBN: 0-451-45988-1
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第11弾。2004年、7月25日発売。

 

Hunters of the Deep

著者:Randall N. Bills ISBN: 0-451-46005-7
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第12弾。2004年、10月1日発売。

 

The Scorpion Jar

著者:Jason M. Hardy ISBN: 0-451-45997-0
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第13弾。2004年、12月7日発売。

 

Target of Opportunity

著者:Blaine Lee Pardoe ISBN: 0-451-46016-2
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第14弾。2005年、1月26日発売。

 

Sword of Sedition

著者:Loren Coleman ISBN: 0-451-46022-7
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第15弾。2005年、3月24日発売。

 

Daughter of the Dragon

著者:Ilsa Bick ISBN: 0-451-46034-0
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第16弾。2005年、6月1日発売。

 

Heretic's Faith

著者:Randall N. Bills ISBN: 0-451-46040-5
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第17弾。2005年、7月25日発売。

 

Fortress Republic

著者:Loren Coleman ISBN: 0-451-46053-7
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第18弾。2005年、9月23日発売。

 

Blood Avatar

著者:Ilsa Bick ISBN: 0-451-46074-X
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第19弾。2005年、11月27日発売。

 

Trial by Chaos

著者:J. Steven York ISBN: 0-451-46072-3
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第20弾。2006年、5月25日発売。

 

Principles of Desolation

著者:Randall N. Bills & Jason M. Hardy ISBN: 0-451-46081-2
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第21弾。2006年、7月25日発売。

 

Wolf Hunters

著者:Kevin Killiany ISBN: 0-451-46095-2
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第22弾。2006年、10月25日発売。

 

Surrender Your Dreams

著者:Blaine Lee Pardoe ISBN: 0-451-46120-7
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第23弾。2006年、11月25日発売。

 

Dragon Rising

著者:Ilsa Bick ISBN: 0-451-46141-X
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第24弾。2007年、1月25日発売。

 

Masters of War

著者:Michael Stackpole ISBN: 0-451-46137-1
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第25弾。2007年、3月25日発売。

 

A Rending of Falcons

著者:Victor Milan ISBN: 0-451-46159-2
メックウォリアー:ダークエイジの世界を舞台にした小説の第26弾。2007年、5月28日発売。

 

Classic BattleTech: Legend of the Jade Phoenix Trilogy

著者:Robert Thurston ISBN: 0-451-45951-2
あの“ジェイドフェニックス”3部作を一冊の本に纏めたものです。2003年、10月1日発売。

 

MechWarrior: Technology of Destruction

2004年、2月11日発売。 ISBN: 1-59041-127-7
メックウォリアー:ダークエイジの世界を解説・図解した総合的な資料/ビジュアル・ブックです。
B4サイズに匹敵する大きさでハードカバー、しかも全ページがカラーという豪華な本です。
ダークエイジのユニーク・ユニットに付属しているO5P調査書類に掲載された3DCGが、その各パイロット達の解説テキストと共に、(ダークエイジ〜リャオ・インカージョンの範囲で)全てカラーで掲載されています。
また、ダークエイジの新メックであるツンドラウルフの内部図解や、コクピットの様相、用語の解説、スフィア共和国の大カラーマップ、真の3130年中心領域マップ、初公開の世界背景情報、ジオラマのフォト等々、内容も充実しています。
中でも、惑星“タウン”でのストームハンマーズVS第21ケンタウリ槍機兵隊の戦いを描いた初公開の短編小説である“For Loyalty or Money”は、読む価値が非常にあると思います。
ただ、値段の割にはページ数が少なく、テキスト部分も既存のものと半分くらいが重複していますので、熱烈なダークエイジのファンでなければ割高に感じるかもしれません。

 


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