出典: Technical Readout: 3058 Upgrade
シャドウキャット
重量: 45t
シャシー: タイプ79-45 エンドースチール
パワープラント: RFUM270XL
巡航速度: 65km/h
最高速度: 97km/h、130km/h with MASC
ジャンプジェット: モデルKY・ブースターズ
ジャンプ能力: 180m
装甲板: コンパウンドH17 フェロファイバー with CASE
武装:
17t分のポッドスペース使用可能
製造元: バルセラ・ベータ
主工場: バルセラ
通信システム: JNEインテグレーテッド
照準・追尾システム: ビルド2・CAT・TTS
シャドウキャット 技術基盤: 総重量: 機体中枢: エンジン: 歩行MP: 走行MP: ジャンプMP: 放熱器数: ジャイロ: 操縦席: 装甲値: |
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重量 |
頭部 胴中央/背面 左右胴/背面 左右腕 左右脚 |
中枢値 |
装甲値 |
重量・装備配置
部位 頭部 |
固定装備 |
残装備欄数 |
胴中央 | 2×MASC | 0 |
右胴 |
2×XLエンジン 4×フェロファイバー 1×ジャンプジェット 1×エンドースチール |
4 |
左胴 |
2×XLエンジン 3×フェロファイバー 1×ジャンプジェット 1×エンドースチール |
5 |
右腕 左腕 |
2×エンドースチール 2×エンドースチール |
6 6 |
右脚 左脚 |
2×ジャンプジェット 2×ジャンプジェット |
0 0 |
基本型武装構成
武器/弾薬 ガウスライフル ER中口径レーザー 弾薬(ガウス)16 ER中口径レーザー アクティブ・プローブ |
部位 右腕 右胴 右胴 左腕 左胴 |
装備欄数 |
重量 |
A型武装構成
武器/弾薬 ER大口径レーザー ダブルヒートシンク ストリークSRM6 弾薬(ストリーク)30 ER大口径レーザー ダブルヒートシンク アクティブ・プローブ ダブルヒートシンク |
部位 右腕 右腕 右胴 右胴 左腕 左腕 左胴 左胴 |
装備欄数 |
重量 |
B型武装構成
武器/弾薬 LRM15 アルテミスIVFCS ER中口径レーザー アクティブ・プローブ 弾薬(LRM)16 LRM15 アルテミスIVFCS ER中口径レーザー ECM 弾薬(LRM)16 |
部位 右腕 右腕 右腕 右胴 右胴 左腕 左腕 左腕 左胴 左胴 |
装備欄数 |
重量 |
C型武装構成
武器/弾薬 ATM6 ER中口径レーザー NARCミサイルビーコン 弾薬(NARC)12 ATM6 ER中口径レーザー ER中口径レーザー 弾薬(ATM)30 |
部位 右腕 右腕 右胴 右胴 左腕 左腕 左胴 左胴 |
装備欄数 |
重量 |
H型武装構成
武器/弾薬 ヘビー大口径レーザー 2×ダブルヒートシンク 弾薬(LRM)12 照準コンピューター 2×ダブルヒートシンク LRM20 アルテミスIVFCS |
部位 右腕 右腕 右胴 右胴 左腕 左胴 左胴 |
装備欄数 |
重量 |
概要:
今世紀の開始時、ノヴァキャット氏族の指導者達はフェンリスと互角以上に渡り合える新型の中量級メックの製作を命じた。このシャドウキャットは、その結果として誕生したものである。
性能:
フェンリスよりも最高速度は遅いが、このシャドウキャットはそれの2倍以上の兵器と装備を搭載している。更に、その固定的に搭載されたジャンプジェットはそれにフェンリスよりも良好な機動力を与えており、また、その人工筋肉加速信号回路網(MASC)はそれに時速130km以上もの瞬発速度を出す事を可能にさせてもいる。
基本型は1基のアクティブ・プローブを搭載しており、それはアルファ型やブラヴォー型でも姿が見られるものである。その腕搭載型のガウスライフルは卓越した射程と打撃力を提供しており、また、その2基のER中口径レーザーは無視できない近距離でのバックアップとしての役割を果たしている。
アルファ型構成とブラヴォー型構成もまた、射撃戦を重視している。アルファ型の場合は、2基の腕搭載型のER大口径レーザーを装備しており、それらは1基のSRM6によってバックアップされている。3基の追加のダブルヒートシンクは、そのメック戦士達に廃熱を重く増加させる事なくレーザーを撃ち続けるのを可能にさせている。ブラヴォー型はER大口径レーザーの代わりに、1基のER中口径レーザーと共にアルテミス連動型の複数のLRM−15を搭載している。それはまた、アクティブ・プローブに加えて1基のECMも搭載している。
チャーリー型はアクティブ・プローブを欠いているが両腕にATM6ランチャーを搭載しており、それらは3基のER中口径レーザーと1基のNARCミサイルビーコンによって支援されている。最後の型は、ヘビー大口径レーザーと照準コンピューターという組み合わせと1基のアルテミス連動型のLRM−20を合わせたものとなっている。
配備:
その明白な性能にも拘わらず、シャドウキャットは極少数の氏族でしか働いていない。ノヴァキャットが最大の数を――少なくともその“放棄”が為されるより前では――配備しており、一方、クラウドコブラ、ファイアーマンドリル、スチールヴァイパーもまたシャドウキャットを自分達のトゥマンにて大規模に活用している。そして、ダイヤモンドシャーク氏族とウルフ氏族の両者共に、このメックを配備している。しかしながら、それは、スモークジャガー氏族――彼等はその殲滅が為されるよりも前には多数のシャドウキャットを配備していた――から取得したサルベージ品によるものと思われる。
著名なメック戦士
メック戦士サギノー
クライン血統のメック戦士サギノーは、3067年のスターアダー氏族に対するキンドラア(血縁団)・クラインの奇襲攻撃に参加した。彼は惑星“タティス”での戦いを4機撃墜で以て生き残ったが、アブタカにされた。当初、彼は自分の新たな氏族のマスターに対して反抗していたが、キンドラア・ミック=クリーズによって自分のキンドラアが吸収された事――特にその吸収をもたらすに至った政治的策動の事――を知った後には彼はスターアダー氏族にその身を捧げ、捕らえられてから1年を経ずして戦士の地位を取り戻していった。スターアダーの第79竜機兵星団隊内でのその地位から、そして全ては最終的なキンドラア・クラインの最終的な復興の為に、彼はクラインのブラッドネームを得る事とキンドラア・ミック=クリーズを滅ぼす事を誓約している。
スターカーネル:アイザイヤ・カティブ
その最初の“バビロン会議”の後、スターカーネル:アイザイヤ・カティブはクラウドコブラの17人の同輩達を引き連れて自分達の故郷を離れて中心領域のノヴァキャットに加わった――その族長、更にはエクカーンの承認さえも受けずに。クラウドコブラとの全ての繋がりを断った事により、結果として生じたクラウドコブラ氏族内に尚も残る者達とノヴァキャット氏族内に行った者達との間でのロッセイ・クロイスターの分裂の為に、彼等はノヴァキャットのサイ銀河隊の中で新たな生き方を始めている。スターカーネル:カティブは素早く地位を上げていき、ギャラクシーコマンダー:ジャル・シュタイナーの補佐となっている。
私的解説:
シャドウキャットは、3003年に完成した有力な新鋭中量級オムニメックです。同重量のフェンリスよりも最大速度を抑えている分、装備搭載量が増えており、それがこのオムニメックの強みとなっています。その息は長く、生みの親であるノヴァキャット氏族が壊滅した後のダークエイジ後期でも中心領域に残留している氏族の幾つかとドラコ連合によって使用されています。シャドウキャットは、名機ですね。
フェンリスよりも最大速度は遅いですが、ジャンプジェットやMASCを備えているシャドウキャットの総合的な機動力は決してそれに劣るものではありません。ボードゲームに於いては、戦場を距離を計って駆け回るだけで対戦相手には無視できないプレッシャーを与えられるでしょう。