出典: Technical Readout: 3050 Upgrade

マサカリ

重量: 85t
シャシー: ハントレスWH
パワープラント: ジェネラルシステムズ340XL
巡航速度: 43km/h
最高速度: 64km/h
ジャンプジェット: 無し
ジャンプ能力:
装甲板: フォージングX85 フェロファイバー

武装:
  32.5t分のポッドスペース使用可能

製造元: ファーン・インダストリアルプレックス
   主工場: ハントレス
通信システム: シリーズ10・CBSマルチフリーク
照準・追尾システム: ホークアイJ360

マサカリ(氏族名ウォーホーク)
技術基盤:
総重量:
機体中枢:
エンジン:
  歩行MP:
  走行MP:
  ジャンプMP:
放熱器数:
ジャイロ:
操縦席:
装甲値:


氏族オムニメック


340XL



20[40]


259(FF)

重量

85.0
8.5
13.5



10.0
4.0
3.0
13.5


頭部
胴中央/背面
左右胴/背面
左右腕
左右脚

中枢値

27
18
14
18

装甲値

42/10
26/10
28
35

重量・装備配置

部位
頭部
胴中央
右胴


左胴


右腕
左腕
右脚
左脚

固定装備
1×フェロファイバー

2×XLエンジン
ダブルヒートシンク
2×フェロファイバー
2×XLエンジン
4×ダブルヒートシンク
2×フェロファイバー
1×フェロファイバー
1×フェロファイバー
ダブルヒートシンク
ダブルヒートシンク

残装備欄数











武器・弾薬
基本型武装構成

種別
2×ER PPC
照準コンピューター
2×ER PPC
LRM10
弾薬(LRM)12
部位
右腕
右胴
左腕
左腕
左腕

装備欄数




重量
12.0
5.0
12.0
2.5
1.0

A型武装構成

武器/弾薬
LB 10−X AC
弾薬(LB−X)20
弾薬(LRM)8
LRM15
照準コンピューター
2×ER大口径レーザー
ストリークSRM6
弾薬(ストリーク)15
部位
右腕
右腕
右腕
右胴
右胴
左腕
左腕
左腕

装備欄数







重量
10.0
2.0
1.0
3.5
4.0
8.0
3.0
1.0

B型武装構成

武器/弾薬
3×ER中口径レーザー
弾薬(SRM)75
照準コンピューター
2×SRM6
ガウスライフル
弾薬(ガウス)16
ER小口径レーザー
NARCミサイルビーコン
弾薬(NARC)6
部位
右腕
右腕
右胴
右胴
左腕
左腕
左腕
胴中央
胴中央

装備欄数








重量
3.0
5.0
4.0
3.0
12.0
2.0
0.5
2.0
1.0

C型武装構成

武器/弾薬
2×大口径パルスレーザー
ダブルヒートシンク
照準コンピューター
2×ER PPC
2×ダブルヒートシンク
火炎放射器
部位
右腕
右腕
右胴
左腕
左腕
胴中央

装備欄数





重量
12.0
1.0
5.0
12.0
2.0
0.5

D型武装構成

武器/弾薬
ウルトラAC/10
弾薬(ウルトラ)20
2×ER大口径レーザー
照準コンピューター
ATM9
弾薬(ATM)21
ER小口径レーザー
部位
右腕
右腕
右胴
右胴
左腕
左腕
胴中央

装備欄数






重量
10.0
2.0
8.0
4.0
5.0
3.0
0.5

E型武装構成

武器/弾薬
ER PPC
大口径パルスレーザー
照準コンピューター
3×プラズマキャノン
弾薬(プラズマ)40
SRM6
弾薬(SRM)15
部位
右腕
右腕
右胴
左腕
左腕
左腕
左腕

装備欄数






重量
6.0
6.0
5.0
9.0
4.0
1.5
1.0

H型武装構成

武器/弾薬
2×大口径パルスレーザー
LRM10
弾薬(LRM)12
ダブルヒートシンク
ダブルヒートシンク
照準コンピューター
2×ヘビー大口径レーザー
ダブルヒートシンク
ダブルヒートシンク
部位
右腕
右腕
右腕
右腕
右胴
右胴
左腕
左腕
胴中央

装備欄数








重量
12.0
2.5
1.0
1.0
1.0
4.0
8.0
1.0
1.0


概要:
 世紀の変わり目に登場したこのウォーホーク――中心領域ではマサカリという名で知られている――は、氏族の中心領域への帰還を見越してスモークジャガー氏族によって作られたものである。“竜機兵団の妥協”はその帰還計画を一時的に遅らせはしたが、それはスモークジャガーの戦士達へ今までに作られた中で最も先進的なバトルメックの内の1つを所有させる結果となったのであった。

性能:
 このマサカリは、致死的な機体である。この機体はずんぐりとした箱形の胴体をしている……見た目の流麗さは、スモークジャガー氏族の科学者階級の優先リストに於いてはそれ程高いものではなかったのである。その基本型武装構成は、その4基のER PPCにより強襲任務に非常に適している。A型武装構成は、より多様であるミサイル・オートキャノン・レーザーを混載しており、それらは熱管理をより容易なものへとしている。マサカリの実際の欠点の1つは、B型武装構成にて明示されているものである。フェロファイバー装甲と20基もの大量の放熱器により、この機体にガウスライフルの様な武装を搭載する為のスペースを見つけ出すのは全くの難問なのであった――その他の武装は搭載できるであろうあらゆる箇所に無理に詰め込まれているのである。C型武装構成は、基本型武装構成にて悩みの種となった慢性的な熱問題の解決を試みたものである。しかし、2基のER PPCを2基の大口径パルスレーザーに置き換えた事はその問題を幾らか緩和したのであるが、それでさえも十分なものではなかったのであった。
 氏族が“ツカイード”にて停止をさせられた以降に登場したD型、E型、H型武装構成は、新型の氏族の兵器を搭載している。D型武装構成は兵装列の一部として1基のATMを搭載しており、この事は熱と火力のバランスを取る事を最終的に成功させたのであった。一方、スターアダー氏族によるH型武装構成は、スターアダー氏族のヘビーレーザーを実際に導入したものである。極最近になり、ファイアーマンドリル氏族はE型武装構成を登場させている。そのER PPCと大口径パルスレーザーの組み合わせは普通のものであるが、その3連装のプラズマキャノンは確立された戦術ドクトリンからすると驚くべき逸脱である。


配備:
 2999年に登場したこのマサカリは、中心領域への帰還を見越したスモークジャガーの軍備増強の一環である。そして、“竜機兵団の妥協”が侵攻計画を停止させた際、スモークジャガー達はこの自らの新型兵器を自分達を裏切ったウォーデン派氏族達に対して解き放ったのであった。このマサカリはスモークジャガーの第一線部隊に大量に配備され、多くの場合に於いてダイシと列機を組んだ。
 スモークジャガーが殲滅された後は、ファイアーマンドリル氏族が惑星“ハントレス”のファーン・インダストリアルプレックスの支配権を奪取している。中心領域軍が行ったこの複合施設に対する破壊作業は大雑把なものであり、それ故にマサカリの生産ラインを1つ再建するのに十分なものがそこには生き残っていたのであった。ファイアーマンドリル達は、この設計機をダイヤモンドシャーク氏族と取引している。また、ゴリアテスコーピオン氏族も新品のマサカリ――彼等のアビズマル・マニュファクチュアリング・コンプレックスから生産された可能性がある――の供給源を持っている様に思われる。
 長年を経て、他の氏族達は少数機のマサカリを捕獲している。これらのオムニメックは非常に珍重されており、それらは完全な状態で維持する為に非常に骨が折られている。


著名なメック戦士
スターカーネル:ランナ・ケレンスキー
 ナターシャ・ケレンスキー族長の遺伝子的な末孫であるランナは、“拒絶戦役”後に、かのブラック・ウィドウのブラッドネームを勝ち取るという栄光を得ている。その伝説的な先人と同じくらいに積極的かつ致死的であるランナは、ウルフ(イン・エグザイル)氏族のアルファ銀河隊の第4ウルフガードを指揮している。




私的解説:

 マサカリ(氏族名ウォーホーク)は85tの強襲型オムニメックで、氏族の中心領域侵攻の初期にこれと遭遇したメック戦士達はその正確な射撃を放つ姿に対して恐怖を抱きました。スモークジャガー氏族の武闘派戦士達が獰猛に操るこのオムニメックは、ドラコ連合にとっては特に恐怖と憎悪の対象であったと思われます。
 意外な事に、マサカリは登場したのが2999年とまだその歴史は浅く、十分に新型と言える機体です。オムニメックは武装の変更がすぐできるというその性質上、兵器としての寿命が長い方なのでマサカリの陳腐化は遙か先の事になるでしょう。実際、ファイアーマンドリル氏族はサーペント任務部隊により破壊された“ハントレス”のマサカリ製造工場を再建しつつ、新型のE型武装構成を登場させています。このE型武装構成はプラズマキャノンを搭載しており、マサカリの弱点であった対歩兵能力の欠如を解決しています。マサカリの活躍は今後も続くでしょう。
 マサカリの著名なパイロットには、ナターシャ・ケレンスキーの遺伝子的な孫娘であるランナ・ケレンスキーの名が挙げられています。フェラン・ケルの右腕である彼女は“聖戦”の時も健在で、ジェイドファルコンやワード・オブ・ブレイクを相手に奮闘しています。ボンズマン時代から続くフェラン・ケルとの仲も未だに良好な様で、彼女には幸せになって欲しいですね。

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