出典: Technical Readout: 3055 Upgrade
KTO-2A コト
重量: 25t
シャシー: バーガン/オムニテック・ライト エンドースチール
パワープラント: ニッサン200エクストラ・ライトII
巡航速度: 86km/h
最高速度: 130km/h
ジャンプジェット: 無し
ジャンプ能力:
装甲板: ソラリス・スペシャル フェロファイバーGTL-5
武装:
1×ディヴァース技術研究所 大口径X-パルスレーザー
2×ディヴァース・オプティックス ER中口径レーザー
1×ディヴァース・オプティックス ER小口径レーザー
製造元: オムニテック・インダストリーズ
主工場: ソラリスVII
通信システム: ギャレットT-10B.2
照準・追尾システム: O/P 911, OT Mod3
KTO-2A コト 技術基盤: 総重量: 機体中枢: エンジン: 歩行MP: 走行MP: ジャンプMP: 放熱器数: ジャイロ: 操縦席: 装甲値: |
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重量 |
頭部 胴中央/背面 左右胴/背面 左右腕 左右脚 |
中枢値 |
装甲値 |
武器・弾薬
種別 ER中口径レーザー ER中口径レーザー 大口径X-パルスレーザー ER小口径レーザー |
部位 右腕 左腕 胴中央 頭 |
装備欄数 |
重量 |
概要:
闘技場リーグは長年、大王家の軍の不要となった機体――最早、戦闘に耐えられないと見なされたバトルメック達に故郷を提供してきていた。武装を取り外されてバトルメック・スクラップ置き場に追いやられたものや、スクラップとして売り払われたこれらのものの内の極少数は、部品や再生用に購入されて“ソラリス”へ辿り着くのである。この慣行を通して、コトは最初に日の目を見た。
3050年初頭、オムニテック・インダストリーズ社はクラスII闘技場で競争力のある新型メックを開発する事を求めた。ここで企業の技術者達はスクラップとなったローカストの部品が無限に入手可能である様に見えた事により、この至る所に存在している軽量級バトルメックを自分達のプロトタイプのベースにした。そして2年後、彼等はコトをデビューさせたのである。
性能:
オムニテック社の設計者達は、最初の一撃を与える事に成功したメック戦士が最も試合に勝利する見込みが高い、と確信している。メックのパイロットにこの能力を与える為に、彼等は多数の異なる武器をテストし、ディヴァース・オプティックス社とのユニークな協定を通して最終的にレーザーの砲列を選択してそれを中心にプロトタイプを製造した。最も敬意を払われているレーザー兵器製造業であるこの企業は実戦環境下での試作レーザーのテストを求めており、オムニテック社にプロトタイプ・レーザーを独占的に供給したのである。そして、プロトタイプを利用しかつ目立つ様に示す為に、オムニテック社はコトの外観を徹底的に見直し、潜在的な顧客達に対してより危険な外観を提示したのであった。
1基の大口径X-パルスレーザーがコトの主武器であり、それは2基の射程延長型中口径レーザーと1基の射程延長型小口径レーザーによってバックアップされている。コトはその全武装を連続的に射撃するメック戦士に対して十分な放熱器を搭載してはいないが、疾走で射程内に入れたり射程内から逃れたりできる速力を持っている。
コトの主な弱点は、軽量級メックに特有のもの以外のもの――その電子機器に存在しているものである。コトは、その基礎となった機体と同一のサブシステム――余剰物として購入した機材――を使用している。オムニテック社の技術者達は電子機器を再整備し改造機器で以ってアップグレードしたが、戦闘の最中に照準・追尾システムが完全に停止したという致命的な事例1つを含む、重大な故障が時折発生しているのである。
配備:
3連覇のクラスIIチャンピオンのマーキュリー・スデイトが3059年、3060年、3061年のその決勝に於いてコトを操縦していたお蔭で、コトの注文は極めて堅調のままであり、それ故にオムニテック社は製造を促進する為に他の2つのメック“ガレージ”を投入している。注文の70%は、“ソラリス”を本拠にしているメック戦士と訓練場からもたらされている。残りの約半分はその他のゲーム・ワールドに辿り着くものであり、もう半分は傭兵業務に入り込んでいるものからである。
派生型:
オムニテック社はコトをカスタム・オーダーとして製造しており、異なる装甲、MASCやスーパーチャージャー、そして更には試作の超軽量型エンジンとジャイロさえも含んだ基本型のアップグレードを提供している。最近、オムニテック社はコトの軍の顧客に対する販売を開始している。そして、1基の大口径パルスレーザー、1基の通常型の中口径レーザー、複数の小口径レーザーを搭載した少数のコト3A型のプロトタイプは、傭兵業界に入り込んでいる。また、オムニテック社の設計チームは、X-パルスレーザーを大口径パルスレーザーかER−PPCで以って交換したコトの派生型を考えている。
著名なメック戦士
マーキュリー“クイックシルバー”スデイト
文字通り、ソラリス・シティーのストリートから戦って這い上がって来たマーキュリー・スデイトは、“ソラリス”の数千人の失機メック戦士にとっての英雄かつ真のチャンピオンである。彼女は3053年に、ポケットの中に数Cビルと背に着物以外のなにものも持たずに“ソラリス”へ到着し、6年間でクラスIIサーキットのトップに上り詰めたのである。マーキュリーは3064年に公式に引退をしたが、各年に数回――疑いも無く、オムニテック社の支援により――、彼女は未だに自分のコトを伴い闘技場に戻っている。
ホセ“デッド・ヘッド”エリクイ
ホセ・エリクイは自分の特注のコト、“ランブリン・ルーパート”と共に、中心領域全域をヒッチハイクしていた。過去14年間、彼は19の異なる傭兵部隊で働き、金で雇われた殺し屋として他に多数の雇用主の為に働いた――新たな世界へ移動する為の支払いをするのに必要な期間、もしくは新たな契約が見つかる前の期間、彼は作戦に参加したのである。過去5ヶ月間、彼はウィルソン軽機隊におり、そして、彼は最終的に移動をするよりもこの部隊に身を落ち着ける様を示している。
私的解説:
このKTO-2Aコトは、3052年に開発されたオリジナルのコトの武装強化型です。原型機のローカストよりも総重量が5t増加している事により全体的な耐久度も増していますので、軽量級偵察メックとしては使える機体と言えるでしょう。電子機器に生じる不具合がちょっと懸念材料ですので、資金的な余裕があるのならば機器の換装をした方が良いかもしれません。
KTO-2Aコトの主力武装は、大口径X-パルスレーザーです。X-パルスレーザーは全般的に発熱が大きく使い難い武器ですが、コトの放熱能力からすると射撃できる場合は常に射撃をしても問題はありません。ハンターキラー・メックとして、軽量級メック狩りには積極的に投入しましょう。