出典: MechForce UK McKinnon's Raiders、Record Sheets 3050
CGR-1A9 チャージャー
重量: 80t
シャシー: アルシャイン・クラス92
パワープラント: ピットバン320
巡航速度: 43.2km/h
最高速度: 64.8km/h
ジャンプジェット: レキシントンLtd・リフターズ
ジャンプ能力: 120m
装甲板: デュラレックス・スペシャルヘビー
武装:
1×シグンガ ロングレンジ・ミサイルパック20
4×ヴィクトリー23R 中口径レーザー
1×マグナMk.1 小口径レーザー
製造元: ルシエン・アーマーワークス
通信システム: サイファー・セキュリティープラス
照準・追尾システム: キャッツ・アイ5
CGR-1A9 チャージャー 技術基盤: 総重量: 機体中枢: エンジン: 歩行MP: 走行MP: ジャンプMP: 放熱器数: ジャイロ: 操縦席: 装甲値: |
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重量 |
頭部 胴中央/背面 左右胴/背面 左右腕 左右脚 |
中枢値 |
装甲値 |
武器・弾薬
種別 中口径レーザー 中口径レーザー LRM20 小口径レーザー 弾薬(LRM20)12 中口径レーザー 中口径レーザー ジャンプジェット ジャンプジェット |
部位 右腕 右胴 右胴 頭 左胴 左胴 左腕 右脚 左脚 |
装備欄数 |
重量 |
概要
3029年、NAISの研究に大いに寄与する事となった“グレイ・デス・メモリー・コア”のコピーを、クリタ家も同様に(コムスターの妨害を切り抜けて)入手していた。クリタ家は星間連盟の知識の詰まったコンピューターのコアから得られた知識を新兵器の開発に用いた。そして、この新兵器群の開発計画の中には、メック戦士に散々に嘲られていた駄作メック“チャージャー”の改装計画も含まれていたのである。
性能
古のSLDF(星間連盟軍)で用いられていた“チャージャー”と、この“1A9型”との大きな外面的差異は、小改造された頭部にのみ見られる。この小改造は、大量の武装を扱うのにより洗練された照準・追尾システムの組み込みが必要であった為である。
設計の段階で、チャージャーの攻撃能力を拡大する為には、核融合エンジンのサイズを落して武器の搭載スペースを確保する必要があると見なされた。そして、これにより減少した移動速度は、ジャンプジェットの採用により限定的ながらも相殺されたのであった。
星間連盟技術の再生は以後も続けられ、ルシエン・アーマーワークスは、この“1A9型”を更にアップグレードした“CGR−3K型チャージャー”の開発に成功している。
戦歴
“1A9型チャージャー”がDCMS(ドラコ連合軍)で最初に戦闘に用いられたのは、3034年の“ローニン戦争”の時である。だが、堅い防諜体制により、他の継承国家はこの“1A9型チャージャー”の存在を“3039年戦争”まで知る事は無かった。“3039年戦争”が勃発した時、この機体は十分な数が生産されており、軍の部隊にあまねく配備されていた。そして、この機体は新型メック“ハタモト・シリーズ”と共にクリタ軍の主力強襲メックとなったのである。
“3039年戦争”の戦場に現れた、これら新型強襲メックの大群は正に破滅的であった。数で優位に立っていた事もあるが、“チャージャー”と“ハタモト”で構成された強襲メック部隊が発揮した火力は、侵攻してきた連邦=共和国の軍を粉砕し、侵攻を受けたドラコ連合領域の多くの星系から彼等を撤退させる事を可能としたのである。
3050年、“氏族”は中心領域に侵攻を行った。そして、再び“チャージャー”は、その武器のプラットフォームとしての優秀性を証明する事となったのである。しかし、優秀極まりない“氏族”のテクノロジーに対抗し、彼等の奔流を食い止めるには不十分である事もまた証明されたのであった。