出典: Technical Readout: 3058 Upgrade
コルドロン・ボーン
重量: 65t
シャシー: CSJタイプ65.43 エンドー
パワープラント: コソリデーテッド・フュージョン325XL
巡航速度: 54km/h
最高速度: 86km/h
ジャンプジェット: 無し
ジャンプ能力:
装甲板: コンポジットA−4 フェロファイバー
武装:
30t分のポッドスペース使用可能
製造元: ハントレス・マニュファクチュアリング・プラントDL−6
主工場: ハントレス
通信システム: ヘクターCC−22E
照準・追尾システム: インテグレーテッド・ブラヴォー-7
コルドロン・ボーン 技術基盤: 総重量: 機体中枢: エンジン: 歩行MP: 走行MP: ジャンプMP: 放熱器数: ジャイロ: 操縦席: 装甲値: |
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重量 |
頭部 胴中央/背面 左右胴/背面 左右腕 左右脚 |
中枢値 |
装甲値 |
重量・装備配置
部位 頭部 |
固定装備 |
残装備欄数 |
胴中央 |
1×エンドースチール 1×フェロファイバー |
0 |
右胴 |
2×XLエンジン 1×エンドースチール |
9 |
左胴 |
2×XLエンジン 1×エンドースチール 1×フェロファイバー |
8 |
右腕 左腕 |
2×フェロファイバー 2×フェロファイバー |
6 6 |
右脚 左脚 |
2×エンドースチール 2×エンドースチール |
0 0 |
基本型武装構成
武器/弾薬 ガウスライフル SRM2 弾薬(SRM)50 弾薬(ガウス)16 LB 5−X AC 弾薬(LB−X)40 ER中口径レーザー LRM10 弾薬(LRM)24 |
部位 右腕 右胴 右胴 右胴 左腕 左腕 左胴 左胴 左胴 |
装備欄数 |
重量 |
A型武装構成
武器/弾薬 ER大口径レーザー 中口径パルスレーザー マシンガン ウルトラAC/20 ER大口径レーザー 火炎放射器 マシンガン 弾薬(マシンガン)200 ER中口径レーザー 弾薬(ウルトラ)15 2×ER中口径レーザー |
部位 右腕 右腕 右腕 右胴 左腕 左腕 左腕 左胴 左胴 左胴 左胴(背面) |
装備欄数 |
重量 |
B型武装構成
武器/弾薬 ER PPC 大口径パルスレーザー 中口径パルスレーザー アクティブ・プローブ ER PPC 大口径パルスレーザー 中口径パルスレーザー TAG |
部位 右腕 右腕 右胴 右胴 左腕 左腕 左胴 左胴 |
装備欄数 |
重量 |
C型武装構成
武器/弾薬 ウルトラAC/2 弾薬(ウルトラ)45 SRM6 LRM15 弾薬(LRM)16 弾薬(SRM)30 ウルトラAC/2 弾薬(ウルトラ)45 SRM6 LRM15 弾薬(LRM)16 弾薬(SRM)30 |
部位 右腕 右腕 右腕 右胴 右胴 右胴 左腕 左腕 左腕 左胴 左胴 左胴 |
装備欄数 |
重量 |
D型武装構成
武器/弾薬 ウルトラAC/10 2×ER中口径レーザー 弾薬(ウルトラ)20 ウルトラAC/10 ER大口径レーザー 弾薬(ウルトラ)20 |
部位 右腕 右胴 右胴 左腕 左胴 左胴 |
装備欄数 |
重量 |
H型武装構成
武器/弾薬 ヘビー大口径レーザー 2×ダブルヒートシンク ウルトラAC/20 2×ヘビー中口径レーザー ダブルヒートシンク 中口径パルスレーザー 照準コンピューター 弾薬(ウルトラ)15 |
部位 右腕 右腕 右胴 左腕 左腕 左胴 左胴 左胴 |
装備欄数 |
重量 |
概要:
コルドロン・ボーンは、3040年代後期にスモークジャガー氏族によって最初に配備されたものである――元々はエボンジャガーと名付けられていたのであるが、逆説的な事にリヴァイヴァル作戦の時にはこの設計機は尚も十分に新参のものであり、氏族の間でさえもこのメックはその中心領域での呼称であるコルドロン・ボーンという名でより頻繁に呼ばれる事となったのであった。ロキに存在した複数の問題を処理すべく設計されたこのメックは、ロキと同等の人気に達する事は決してなかった。
性能:
コルドロン・ボーンの戦闘に赴く為の最初の構成は、射程距離のある兵器を搭載している。その1基のガウスライフル、1基のLB−5Xオートキャノン、1基のLRM10ラックは、メック戦士へ射程距離の対戦相手に対してどの様に交戦するかの柔軟性を与えており、また、その1基のER中口径レーザーと1基の通常型SRM2ランチャーは追加の近距離火力を提供している。
より人気のあるのがA型構成であり、それは複数のマシンガンとER中口径レーザーの砲列、1基の中口径パルスレーザーと更には1基の火炎放射器にバックアップされた、1基の巨大なクラス−20オートキャノンを搭載している。
コルドロン・ボーンB型は各腕に1基のER PPCと1基の大口径パルスレーザーという組み合わせを搭載しており、また、胴体には2基の中口径パルスレーザーと1基のアクティブ・ブローブ、1基のTAGユニットを搭載している。
C型構成は火力支援ユニット専用のものであり、1基のSRM6ランチャーのみにバックアップされた2基のLRM15ランチャー2基のクラス2・ウルトラ・オートキャノンを搭載している。D型構成は中距離ブロウラーであり、各腕に1基のウルトラ・オートキャノン/10を搭載しており、胴体には2基のER中口径レーザーと1基のER大口径レーザーを搭載している。しかしながら、この構成はそのオートキャノン用の弾薬を4tしか搭載してはいない。
コルドロン・ボーンの最後の主要な構成――H型――は、近接戦専門機である。1基のクラス20・ウルトラ・オートキャノンに加え、それは1基のヘビー大口径レーザーと2基のヘビー中口径レーザー、1基の中口径パルスレーザーを搭載しており、それらの全ては先進的な照準コンピューターと連結している。
配備:
かつてはスモークジャガー氏族によって多数配備されていたこのコルドロン・ボーンは、ケレンスキーの氏族達の多くで機体数が増加し続けている。しかしながら、ウルフ、ジェイドファルコン、コヨーテといった幾つかの氏族に於いては、コルドロン・ボーンではなくロキの配備を続けている。
著名なメック戦士
スターキャプテン:ヴュスペン・ベケット
エプシロン銀河隊にて数年を過ごした後、スターキャプテン:ベケットは惑星“ヨーク”のブラッドスピリット氏族に対するクラウドコブラ氏族大使としての役割を果たすよう任じられた。そこにて、彼はブラッドスピリットの指導者達の防衛準備と対スターアダー戦術の考案を手助けした。しかし、それにも拘わらず、スターアダー達は自分達に対して実行に移されたそれらの手段を常に回避するか打ち砕くかしていったのであった。そして、スターアダー達がどの様にしてかベケットのその彼の上位者に対する定期レポートのインターセプトを為し遂げたのではないか、と幾人かに信じさせるに至った。それでも、彼と彼のコルドロン・ボーンは惑星“ヨーク”の最も血腥い戦場の事実上の中心部に在ったのであるが、彼は怒りの砲火を1発も未だに放ててはいない――スターアダー達は彼の事を中立の観戦武官であり従って目標とするには適さないと識別しているのであった。
スターコマンダー:オウリーン・ウィンマー
かつてはスモークジャガー氏族のスターカーネルであったスターコマンダー:オウリーン・ウィンマーは、その自らの氏族の殲滅後に続く混乱の最中にウルフ氏族によって捕らえられた。そのジャガーの同胞達の大部分と同様に、彼は自殺的な戦闘を戦い、敗北した。そして、彼にとっては不幸な事に、彼は生き残ってしまったのである。彼は現在、惑星“ホード”上の第4ウルフ駐留星団隊にて仕えており、それは彼にヘルズホース、アイスヘリオン、スターアダー等々を相手にした戦闘に於いて最後の栄光を掴む為の機会――ウルフ氏族の彼の指揮官達も彼に与えるにやぶさかではない機会――を与えている。
私的解説:
3050年代の初期、中心領域に侵攻してきた氏族の軍勢の中に見掛けられたオムニメックに対して中心領域側はコードネームを付けていきました。そして当然の事ですが、敵性機に対して良い意味を持つ名称が与えられる事は余りありませんでした。氏族名がエボンジャガーであったこの新鋭オムニメックは、そんな時代と登場タイミングの犠牲になった存在でしょうか。呼び名というものは大多数が使用するものに流されてしまうものですから、中心領域名称のコルドロン・ボーンの方が氏族側にも定着する事になったのです。後10年程登場が早かったのならば、少なくとも氏族側ではエボンジャガーの名が定着していたでしょうに。世の中、ままならないものですね(笑)
コルドロン・ボーンはスモークジャガー氏族滅亡後も製造自体は他氏族に引き継がれた為に生き残り、32世紀のダークエイジでもレイヴン同盟やシーフォックス氏族でそれなりに使われています。
さて、コルドロン・ボーンはロキの座を奪う事には失敗したという様な事がテクニカル・リードアウト本文では書いてありますが、機体の性能バランス的には装甲が厚くなっている分ロキよりも良くなっていると思います。ただ、装甲増加の為のエンドースチール搭載のしわ寄せが、その武装構成の自由度の低さに繋がっているのは痛い所です。それでも、コルドロン・ボーンは、ボードゲーム上では大抵の運用に応えられる頼もしい存在です。複雑な地形以外では、どんな運用をしても問題ないでしょう。