P-A07: スフィア共和国軍曹 (Republic of the Sphere Sergeant)
スフィア共和国は、10の“宙域”にそれぞれ分割された250の世界で構成されている。これらの世界は、“地球”から最大で120光年離れた場所にまで広がっている。3081年にデヴリン・ストーンによって建国されたスフィア共和国(単純に“共和国”という名で知られている)は、中心領域に於ける戦争勃発の原因に幾度もなった“ファクショナリズム”を根絶する為のモデルを果していた。
P-A08: スフィア共和国伍長 (Republic of the Sphere Corporal)
中心領域全体の星間通信を可能にしていた極めて重要であった高周波発生器(HPG)ネットワークが不可思議な崩壊をするまでは、デヴリン・ストーンの手による中心領域の相対的な平和の時代は続いていた。しかし、通信手段が無くなった事により、過去に共和国へ領土を譲渡した中心領域の幾つかの勢力は――報復を懸念する必要もなく――それらの領土の奪還をする事を決断したのであった。通信手段の欠如はまた、現在神経質となっている民衆の間に恐怖と不安の念を育て始めてもいる。
P-A09: スフィア共和国曹長 (Republic of the Sphere Master Sergeant)
共和国の残存体を守る為と外国の軍勢による猛攻撃からの自らの生存の可能性を増加させようとの試みの下、3136年、共和国軍の大部分は共和国の中心部――第10宙域に撤退した。この“フォートレス・リパブリック”は現在、共和国の残存軍が再建されるまでの間、彼等を防衛するという機能を果していると思われる。しかしながら、共和国がその“鉄のカーテン”の背後で何を実際に行っているかについては誰にもわからないのであった。
P-A10: スフィア共和国少佐 (Republic of the Sphere Major)
共和国に於ける新兵連隊は、中心領域の様々な人種、様々な主義主張を持つ人々、様々な出身国を持つ兵士達で構成されたトライアリー・プロテクターズである。彼等の持つ多様性は共和国の成功を顕著に披露するものであり、共和国での団結が非常に強固である事を見せ付けていた。これの為に、彼等はガウスライフルの砲列よりもカメラの群れの前でパレードをする事の方が多かったのであった。しかしながらそれでも、彼等は自分達の敵に対しては共同戦線を張る以上の能力を持っているのである。
P-A11: スフィア共和国軍曹 (Republic of the Sphere Sergeant)
共和国に於ける古参連隊は、共和国の戦闘部隊の中で最も団結力が強い部隊であるプリンシピ−ズ・ガードである。このプリンシピ−ズ・ガードは、共和国軍の真のワークホースとして働いている。カメラの前よりも人々の間の中にあるのが度々見掛けられる彼等は、現地の住民達と一体となり住民達との信頼を醸成し、スフィア共和国への支持を堅固に保つ様な環境を作り出している。プリンシピ−ズ・ガードのメンバー達は、多くの場合に於いてそのコミュニティ内で生活しており、その住民達とファーストネームで呼び合う様な(もしくはファーストネームを知られている様な)付き合いをしている。
P-A12: スフィア共和国大尉 (Republic of the Sphere Captain)
共和国に於けるエリート・ランクの連隊は、共和国の首位を占める諸兵科連合連隊であるハスタティ・センチネルズである。この連隊の成功の多くは、幾度も小競り合いが勃発する国境惑星に対するその頻繁な任務に帰するものであろう。彼等は中心領域に存在するほぼ全ての王家と氏族からの出身者達をでたらめに寄せ集めたかの様に見えるものとして出発したのであるが、彼等は素早くエリート部隊へと成長をし、今日でも共和国の国境を守り続けているのであった。