PERSONALITY: Therese Marik-Brett
名前: テレーズ・マーリック=ブレット
称号/階級: 大隊指揮官(少佐)
地位: タマリンド防衛軍参謀
生誕地: 惑星“パラダイス”
年齢: 42
性別: 女性
略歴:
マーリックの第三子かつ生き残りの子供達の中の最年長者であるテレーズは、レグルス自由国の忠誠を主に勝ち取るという試みに基づいた、彼女とコービン・トカチュク――レグルス自由国の第一議長の息子かつ予定継承者――の結婚という父親の望みを無視した。その代りに、彼女はジェレミー・ブレット大尉――マーリック国民軍の間接砲小隊のハンサムで勇み肌の若き指揮官――と駆け落ちして結婚したのであった。そして、ブレットは即座に罷免され、ヤノスは公式にテレーズを勘当したのである。現在、このカップルとその幼い2人の息子達は惑星“タマリンド”で生活しており、そこにてジェレミーはケー・シャン州の州防衛軍の責任者として勤務している。
性格:
意欲/欲求/目標:
自分の夢である男と結婚したテレーズは、世に知られずに暮らしている事に満足している。彼女はその駆け落ち以来17年間、自分の父親について語りはしないでいる。そして、ヤノスに関して言うと、彼は死亡した彼女の兄弟達――マーティン、ジェラルド、カートライト、フェイス――と同様にまるで故人であるかの様に彼女の事を語っているのであった。
様子:
内気で物静かであるテレーズは、常に自分の両親の言う通りに行動してきていた。実際、ジェレミー・ブレットとの結婚のみが、彼女がした唯一のヤノスに対する反抗的行動なのであった。その高潔さにより、彼女はケー・シャン州の民衆達に慕われている。
特技/能力:
無し。
私評:
テレーズ・マーリックは優秀な政治家かつ行政官としての資質を持っており、もし勘当されなかったのならば有力な総帥の座の継承候補者になっていたであろうとの評があります。しかし、彼女は政治権力に興味はなく愛に生きてジェレミー・ブレット(後に自由世界同盟タマリンド軍管区司令官となる人物)と駆け落ちをし、ヤノスと最後まで和解する事がなかった頑固者でした。
市井に引き籠もっていた彼女が再び自由世界同盟の表舞台に登場するのは3032年の事となります。その時、惑星“タマリンド”の統治者に担ぎ上げられた彼女に対して、当時倒れていたヤノスの代理を務めていたトーマス・マーリックから公爵位が贈られたのです。その時以来、彼女はそれなりにトーマスへの支援を続け、ジェレミー・ブレットとも円満な家庭を維持し続けました……クリステン・マーリックの死と“聖戦”が勃発するまでは。
“聖戦”の最中の3071年10月、ジェレミー・ブレット将軍はリチャード・シュタイナーを手駒に用いたワード・オブ・ブレイクの自爆テロにより暗殺され、テレーズ・マーリックはワード・オブ・ブレイクの傀儡となった自由世界同盟政府からのタマリンド公国の独立を宣言します。この彼女の戦いがどうなるかは、今後の見所でしょう。