PERSONALITY: Bronwen Rafsani
名前: ブロンウェン・ラフサーニ
称号/階級: 無し
地位: 顧問官
生誕地: 惑星“ノヴァ・カーマ”
年齢: 30
性別: 女性
略歴:
3014年の空しい内戦での自身の故郷の占領期間中、ラフサーニは占領軍の副指揮官グラント・グルゼンダ少佐の目に留まり、程無くして彼の恋人となった。ラフサーニと共に1年間の旅をした後、彼はオリエント軍管区司令部に配置換えとなり、そして、彼女は程無くして第2オリエント機兵隊指揮官アーレン・ウォーカー大佐にその愛情を移した。ラフサーニが外務大臣エリス・ハーデイ卿と腕を組んで3021年に惑星“アトレウス”へ最終的に辿り着く事になるまでの間、この様式は数回に渡り繰り返された。そして、6ヶ月で彼女は公爵宮殿へと移り、そこにて彼女はヤノスの情人として何不自由なく安住しているのである。
奇妙に思えるものであるが、ブロンウェンのかつての恋人達は彼女に対して如何なる憎悪もその心に抱いていない様である――特に、エリス卿などは彼女に極めて傾倒している友人のままでいるのであった。
性格:
意欲/欲求/目標:
その乱交的な性的関係はラフサーニを多数の影響力を持つ個人達と親しくさせているが、彼女が自分の人生を可能な限り快適にする事よりも他に深い欲求を持っているという証拠は全く存在していない。従って、ブロンウェンがダガン・マーリック――ヤノスの第3子であり有力な総帥権継承候補者でもある――と情熱的な関係を持つ事によって、ヤノスの死後の宮廷内での自分の地位の防衛手段を既に活発に探し求めているのは特に驚くべき事ではないものである。
様子:
ブロンウェンは、長い豊かな黒髪と黒の瞳を持つ人を惹き付けずにはおかない美しい女性である。彼女の眼の片方は人工眼であり、それは人の眼を捉えて離さない程の神秘的雰囲気を彼女に纏わせている。
特技/能力:
首都周辺の辛辣な国民達は、ブロンウェンがその人工眼で自分の友人の男性達を“魔法を掛けて魅惑している”との主張をしている。そして、通常レベルの頭脳を持つ同盟議会議員の総務長であるシェーン・イーストウィックでさえも、ブロンウェンが総帥の政策や活動に対して超自然的な影響力を持っていると信じ込んでいるのであった。我等のROM諜報員達は、ラフサーニが超自然的な力を持っているとの証拠を全く見つけ出してはいない。しかし、彼女が明敏な精神とその男が何を望むのかを決定させる並外れた能力を持つ事に疑いの余地は殆どないものである。
私評:
ブロンウェン・ラフサーニは、次々に男を誑し込んでは乗り換えをする傾国の美女と言った趣の人物です。そんな彼女は多くの人々に警戒されており、自由世界同盟総帥の後継者レースに於ける不確定要素とも見られていました。
しかし、彼女に関する情報は第4次継承権戦争後に途絶え、全くの消息不明となっております。ただ、1つですが妙な憶測があったりします――“聖戦”により表舞台に登場したワード・オブ・ブレイクの第49シャドウ師団のナーマー司教が彼女に似ているというものです。ブロンウェンとナーマーの間には何かの血縁関係があるのでしょうか? それとも単なる空似なのでしょうか? これは考え過ぎなものなのかも知れませんが、興味深い噂ですね。