出典: Dropships and Jumpships
スターロード級航宙艦
重量: 274000t
規模:
全長: 660m
帆直径: 1140m
乗員数: 26人、小型船操縦士4人
降下船搭載可能数: 6
駆動システム: KF マークVIII a-1
小型船定数: 4
製造年: 2590年
目撃頻度: レア
スターロード級航宙艦 K-F機関強度: 5 エネルギー収集帆強度: 4 位置維持機関: 0.1G ドッキング・ハードポイント: 6 小型船収納室: 4 小型船隔室扉数: 2 重力デッキ: 1 燃料数(1噴射点/2t): 50 燃費: 39.52t/噴射日 艦橋: 放熱器数: 0+130 |
重量 |
装甲値(4点/t): 300 司令区画 艦首 右側面 左側面 貨物区画 右側面 左側面 機関区画 右側面 左側面 位置維持機関 武装: 無し |
75 |
概要:
“スターロード級”は、今までに作られたもので2番目に大きな航宙艦のクラスである。この船の重量は274000tで、その巨大なカーニィ=フチダ機関はそれに恒星間に渡る距離で6隻の降下船を運ぶ事を可能とさせている。この船の購入と維持が高く付くものである事により、継承国家の軍以外で見られるスターロード級は非常に少数で、少数の大規模な傭兵部隊と巨大企業で姿が見られるのみである。
スターロード級は一般に航宙艦を連想させる、古典的な細長いコアを持っている。長大な貨物区域には6つの構造物が取り付けられており、その各々が貨物ベイを1つずつ内包し500tの物資を積載可能である。この各構造物の末端、船から離れた側は、降下船連結用のドッキング・ハードポイントとなっている。
より小型の航宙艦の多くのハードポイントとは異なり、スターロード級は特別なグラップル・システムを装備している。このシステムは、降下船が近距離に接近した時に設置されている電磁石アンカーを発射する事によって機能する。これらのアンカーは、接近してくる船がドッキング用の線を維持するのを補助するのである。10000t以下の船に用いた時、これらの高強度のアンカーとケーブルは実際に降下船を牽引する事が可能である。しかしながら、その電磁石群はより大型の船を牽引する程には強力でない。この船の6つのドッキング・ハードポイントの各近傍には小さなコントロール室が置かれており、ドッキング用の装備を操作している。この各コントロール室の隣は、船の貨物ベイの1つに繋がっている大型の貨物用エアロックとなっている。各エアロックは、約100tの貨物を入れるのに十分な空間を持っている。
ドッキングしていない船から人員や貨物を移すのを補助する為に、この船は司令区画の両側に位置しているその小型船発着ベイに4隻の小型船を収容している。各ベイは小型船修理装備の完全なセットを装備しており、これは無重力環境・与圧下で2隻までの小型船の修理を同時に行う事を可能としている。通常、スターロード級は防御火力で以って自分達を守るのに十分な数の降下船を運んでおり、気圏戦闘機を運ぶ事はほぼ決してない。代りに、スターロード級の小型船収納室は、通常は複数のシャトルと宇宙バスで以って占められている。
スターロード級の司令区画は30人までの乗組員に1人部屋を提供する事が可能で、これは中心領域で最高の乗組員用居住区画であると考えられている。その各部屋はベッド、クロゼット、机、椅子、安楽椅子、小型の自動食物調理システム、同様に個人用の手洗を完備している。
また、通常の乗組員用住居に加え、スターロード級は降下船の乗組員達に彼等の窮屈で居心地の悪い生活環境から暫しの休息を与える事を意図して追加の50部屋を備えてもいる。時折、追加の後進の乗組員達がこの予備の部屋に割り当てられるが、彼等の居住設備は通常の乗組員居住区画よりも制限されたものである。
スターロード級は核融合エンジンを装備しているが、そのエンジンの小さなサイズは、この船のカーニィ=フチダ機関が48時間以内で急速充填する事を妨げている。しかしながら、この事は同時にジャンプ事故率を最小限のレベルに留める事を為してもいるのであった。
スターロード級の急速充填への問題をより酷いものにしているのは、多くの船がその太陽帆展開システムにトラブルを抱えており、それが時間の経過と共に悪化しつつあるとの事実である。全スターロード級の約25%が、太陽帆を展開するのに通常必要としている時間の2倍を消費しなければならないのである。
スターロード級の高価な維持費用と低い生産率が主な原因となって、中心領域内で尚も使用されているスターロード級は非常に数が少ない。幾つかの理由により、この船は自由世界同盟で好まれており、全スターロード級の40%が自由世界同盟にて稼動していると見積られている。この船のマーリック家の生産は年間で約2隻の割合で横這いしており、ドラコ連合から生産されてくるものは年間で約1隻となっている。