出典: Dropships and Jumpships

救命艇

種別: 長球型
重量: 5t
規模
   全長: 16m
   全幅: 2.5m
乗客数: 6人
積載可能重量: 0.75t
製造年: 2478年
目撃頻度: コモン

救命艇
中枢強度: 1
 
放熱器数: 0+5

重量


装甲値(16点/t): 4
  船首
  右翼
  左翼
  船体
  エンジン

0.25





概要:
 脱出ポッドと同様に、この救命艇は約5tの質量を持ち、そして、16mの長さと2.5mの幅を持っている。その円柱形の機体は、片方の先端は入口ハッチとなっているが、脱出ポッドと異なり、もう片方の側の先端はスラスターになってはいない。実際の所、この救命艇は姿勢制御ジェットしか持ってはいないのである。独自の機動が不可能であるこの救命艇は、他の船が到着して生存者達を救出するまでの間、その乗客達の生命を維持する事しかできないのであった。
 この機体は、その非常に窮屈な空間の中に6人までの乗客を乗せられるように設計されている。その者達を16日間に渡って健康的に支えるべく、それには十分な量の物資が搭載されている。この機体の生命維持システムは6人を24日間に渡り支える為に作られているが、このユニットは30日間もの長さで機能したとの事が伝えられているものである。
 この救命艇の電力の大部分は、太陽エネルギー収集帆――航宙艦によって使用されているのと非常に似通ったもの――からもたらされるものである。この帆は照明/生命維持装置用の無限のエネルギー源を供給するものであり、その救難ビーコンの電源のリチャージに使用する事もできる。
 救命艇に電力を供給する他に、この太陽エネルギー収集帆は別の用途を持ってもいる。その帆を覆っているエネルギー吸収光化学物質は深宇宙追跡システムによって使用されている電磁波周波を反射するように設計されており、それはこの機体の位置を突き止めるのを非常に容易にしているのである。



私的解説:

 救命艇は脱出ポッドと異なり移動力や大気圏突入能力を持ちませんが、長期間の漂流に耐えられるものになっています。近くに有人惑星が存在しない位置で脱出をしたのならば、救命艇の方が生命を長らえられる可能性が高いでしょう。状況によって使い分けたいですね。

BACK