出典: Dropships and Jumpships
脱出ポッド
種別: 航空機型
重量: 5t
規模
全長: 5.3m
全幅: 2.5m
乗客数: 6人
積載可能重量: 0.4t
駆動システム: RSD1
製造年: 2647年
目撃頻度: コモン
脱出ポッド
安全噴射: 4
最大噴射: 6
中枢強度: 4
エンジン:
燃料数(15噴射点/1t): 9
コクピット:
放熱器数: 0+5 |
重量
0.25
0.6
3
0 |
装甲値(16点/t): 4
船首
右翼
左翼
船体
エンジン |
0.25
2
0
0
2
0 |
概要:
この脱出ポッドは、中心領域の殆ど全ての降下船や航宙艦に搭載されているのが見掛けられる小型の宇宙船である。これは、危険な状態にあるより大型の船から若干数の乗客を運び出すべく設計されたものである。
この脱出ポッドは、5.3mの全長と最大幅で2.5mの直径を持つ5tの涙滴型の機体である。この機体の細い先端には重厚なハッチがあり、一方、その反対側の先端には小型のスラスターがある。
そのスラスターは液体水素を消費し、ポッドに限定的な量の機動性を与える。それは最大で0.5Gの加速を5分間に渡り提供するのに十分な燃料を持っており、大気圏突入用の熱遮蔽と大気圏内用の着陸システム――これは大型のグライダーに似たパラシュートから成っており、機体内から操縦する事ができる――を装備している。しかしながら、これは着陸装置を全く持っておらず、その着陸は極めて荒々しいものになっている。
このポッドの内部は4人の乗客を快適に運ぶのに十分な広さを持っており、望むのであれば更に追加で2人を運ぶ事もできる。4人の乗客用に、その搭載されている食糧ロッカーには12日分の糧食が収められている。しかしながら、その生命維持システムは、約20日間は稼働するものとなっている。
このポッドの内部は、体を動かす空間を殆ど提供しない。その1基の自動操縦コンピューターは、熟練パイロットを欠いた状況でもこの機体を操縦する事を可能にしている。しかし、これらのコンピューターは何処か他の所で使用する為に取り除かれていっているが故に、乗客達は大抵はこの機体を操縦するのに手動の航行コントロールパネル――主乗客シートの間に位置している――を使用せざるを得なくなっている。
その避難客の長椅子の前方の壁にあるのはポッドの生命維持装置の操作パネルであり、右側のシートの前方の壁には食糧/医薬品ロッカーとポッドの主電源が収められている。それらのシートのすぐ近くには長方形の展望窓があり、その窓は内部からシールディングプレートで保護する事ができる。これはその窓を破損から守る事はできないが、窓が割れた場合にはそれはポッドの船室が減圧するのを防げるであろう。
このポッドの入口ハッチの付近にあるのは、このポッドの救難ビーコン用の操作パネルである。一度作動すれば、このビーコンは数百km内で探知する事が可能な標準救難信号を送信する。それは、その内部電源を使用して30日間に渡り5分毎に1回信号を発する。
このポッドは緊急事態での使用の為に厳格に設計されているのであるが、その内の幾つかは船とステーションの間で人を往来させる為のシャトルとして使用され続けてもいる。それらのものにはフライト・ウィンドウを追加する改修が施されており、それは精密機動用により良好な視界を持つのをそれに可能とさせている。
私的解説:
これは、バトルテック世界の宇宙で使用される標準的な脱出ポッドです。限定的な移動能力と大気圏突入能力を持っていますので、人類の居住可能な惑星の近くで脱出した場合には、これに乗っている方が宇宙を漂うよりも生存確率は上かも知れません。ただ、テクニカル・リードアウト:3057の方では惑星の地表への着陸時に操作ミスで破壊されたこのポッドがそこそこある様な事が書いてありますので、船やステーションから脱出をする羽目にならないのが一番ですね。
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